対談:山本先生×沖野さん!労働の時間は人の命の時間!だからこそスタッフには貴重な体験を!
written by 伊藤愛結


山本 哲史
向上心旺盛なやまもと歯科の院長 九州歯科大学歯学部歯学科を卒後、歯科医院勤務にて技術獲得のための修行を10年経験した後やまもと歯科を開院

沖野 珠紀
院長の右腕 トリートメントコーディネーター 歯科衛生士学校を卒業し数々の歯科医院を経験 そのノウハウを生かし、セミナーなども行っている ずっと働ける歯科医院がいいとやまもと歯科に入社した
広島県福山市にある「やまもと歯科」では、患者さんの価値観にあった本気の治療を行うというのをモットーにしており、技術力はもちろんのこと医院づくりにも力を入れています。
今回は「やまもと医院」院長山本先生とその右腕沖野さんが取り組んでいる医院づくりについてお話をお伺いしました。
こんな人に読んで欲しい
・本気で歯科業界を盛り上げていきたい方
・現在歯科医院で働いていて、キャリアについて本気で考えている方
山本先生と沖野さんをご紹介!
---まずは自己紹介をお願いいたします!
山本先生:
「やまもと歯科」院長の山本哲史と申します。
複数の歯科医院勤務を経験したあと、「やまもと歯科」を開院しました。
当院では、患者さんはもちろんのことスタッフが成長できる医院作りを目指しています。
経営的に難しいと言われている歯科業界ではありますが、ありがたいことに多くの患者様に支持され、自分の目標も達成することができました。
地域の患者さんからの支持や利益があることで社員の成長や患者に寄り添った治療方針等、自由度の高い医院作りに励むことができています。
沖野さん:
沖野珠紀と申します。
「やまもと歯科」に入社したのは、この医院がまだオープンしていない時にたまたま前を通りかかって、扉にかかっていた求人票を見たのがきっかけです。
旦那さんが広島に転勤になったのを機にこちらに移り住んできたわけなんですが、転勤と同時に新しい歯科医院を受けたいと思っていました。
でも、次の日通ってみると求人票が下げられていて・・・ダメ元で電話したら山本先生が出てくれたんです。
それで「やまもと歯科」に入社することになりました。
私は歯科衛生士学校を卒業してから何件か開業歯科医院に勤務していて、その経験を活かして山本先生と出来立ての医院を作っていくんだろうなと入社前に何となくイメージをしていて、色々なことに挑戦できる環境でもあったので働くのが楽しみでしたね。
今ではトリートメントコーディネーターとして活躍させてもらっています。
---トリートメントコーディネーターについて教えてください。
沖野さん:
簡単に言うと患者さんの治療カウンセラーですね。
来院された患者様に最適な治療を受けていただくためのカウンセリングを行っていて、来院された理由やお口の中の状況はもちろんのこと、治療を受ける際に希望などをヒアリングして院長と一緒に治療方針を決めていきます。
歯科業界では珍しい職種なので、山本先生にこの職種を紹介していただいてやりがいを感じていて、スタッフの成長に貢献したいという山本先生の思いを直に感じています。
向上心を持って、限りある時間を有意義に過ごして欲しい
---スタッフとして成長できる職場づくりを目指そうと思ったきっかけを教えてください。
山本先生:
歯科業界を変えたいと思ったのがきっかけですね。
大学を卒業する間際に友人たちから将来への不安や、ネガティブな発言を聞くこともありました。
ですが私はやり方ひとつで歯科医院はなんぼでもなると思うので、「やまもと歯科」がリーディングカンパニーとして、ノウハウを伝えていければなと思いました。
沖野さん:
私も山本先生と同意見です。
「やまもと歯科」がリーディングカンパニーとして有名になれば、それがブランディングにもなると思っています。
福山市で言えば、もっと言えば広島で歯科医院といえば「やまもと歯科」だよねくらいに歯科医院を成長させていきたいです。
山本先生:
そうですね。
働く方も患者の方もそう思ってくださったら嬉しいです。
働く方に焦点を当てると、歯科業界の一番の悩みって歯科業務に従事するにあたってキャリアが見えないということなんですよね。
でも仕事の時間って一日8時間あって、その時間というのは命の時間なんです。
だからこそ社員には生活をするためだけのお金を取得する時間にして欲しくなくって、少なくとも入ってきて楽しいとか「こういうことやりたい」とかを見つけてほしいなと思っています。
沖野さん:
私がやまもと歯科に入社したのも、山本先生のその思いに共感したからです。
スタッフに対しても、山本先生自身に対してもとにかく向上心という強い信念を感じ取っていて、その思いに協力してついていきたいなと思いました。
だから面接の時に山本先生から「どんな衛生士になりたいですか。」と尋ねられ、私は「自分に会いに来てくれるような衛生士になりたい」と答えたんです。
山本先生:
そうでしたね。笑
実際に沖野さんが入社してくれて、すべての仕事を任せる前に先回りをしてくれていたんです。
キャンセル率や患者様のお待たせしてしまっている現状など、様々な問題に対して積極的に対応してくれました。
「自分に会いに来てくれるような衛生士になりたい」というのを体現してくれているなという印象でしたね。
沖野さん自身も様々な歯科医院の立ち上げを経験しているので、今ではそのノウハウを使って一緒に「やまもと歯科」を作っていると感じています。
例えば、沖野さんは開院当初は私も言語化できていなかった「やまもと歯科」の理念を言語化してくれて、スタッフにも伝えてくれています。
トリートメントコーディネーターを任せたのも、沖野さんに全面的な信頼があったからですね。
沖野さん:
たしか山本先生からトリートメントコーディネーターという職種について教えていただいたのが大体一年前ですよね。
トリートメントコーディネーターの講座のDVDを渡されて、見てみて欲しいと言われたのがきっかけでした。
私はテクニカルスキルに少し自信がなかったので、DVDを見たり、職種講座にも参加したりしたり、家で勉強したりしたんですが、不安だなと思っていたのを今でも覚えています。
でも勉強を進めていくにつれて「私がこれをできたらスタッフが成長できる場としての医院作りに貢献ができる」と思ったんですよね。
トリートメントコーディネーターの勉強では患者さんからのご意見や歯科医院内でのトラブルに対する対応とかも学べるので、歯科衛生士さんの次なるキャリアにも繋がると考えました。
医院作りのコツを伝授!
---スタッフが成長できる場としての医院作りを目指すために行っている取り組みを教えてください。
山本先生:
一番変えたのはスタッフとのコミュニケーションです。
スタッフとのコミュニケーションでは自分基準で話さないということを徹底しています。
極端に言ってしまえば「自分ができることを他人ができる」と思いこまないことですね。
必ずスタッフと話す際には、スタッフ自身がどう思っていて、どのような意図で発言や仕事を行ったかをしっかり聞くようにしています。
あまりありませんがスタッフが間違ったことをした際には「怒る」のではなく「叱る」ようにしているんです。
私は「怒る」という言葉は感情的すぎるので好きではなくて・・・。
歯科医院での治療行為は細かい作業の積み重ねなのでアドレナリンが結構出ていて、感情的になりやすい状態ではありますからコンサルタントの方に教えていただいたアンガーマネジメントを基準にいつもスタッフとコミュニケーションをとっています。
コンサルタントの方からスタッフは「やまもと歯科」の鏡だとアドバイスをいただいた際には、「ほんまか?」と思ったんですがコミュニケーションを変えてから「やまもと歯科」の雰囲気が変わりました。
沖野さん:
そうですね。笑
スタッフとのコミュニケーションという点でいうと、「やまもと歯科」ではスタッフ一人ひとりと面談する機会を設けています。
そのときにPDCA、つまり計画を立てて業務でどれくらい実行したか、どのように改善するかなどをスタッフと一緒に考えるような体制を作りました。
スタッフには目の前の問題に対して、解決策を見出して、成長していくというポジティブさを大切にしてもらいたいですから。
あとは仕事をしている中でも、スタッフに悩んでいる様子があったらすぐに面談をする時間を設けています。
スタッフがもし辞めてしまったらすぐにその原因を分析したり、山本先生と一緒になってコミュニケーションの仕方が誤っていなかったか定期的に見直しを行っています。
そのような中で、「自分も頑張るから沖野さんも一緒に頑張ってほしい」と山本先生から言われたのを今でも覚えていますね。
これからも山本先生とは悩んでいる事をお互いに話して協力していきたいなと思っています。
山本先生:
ありがとうございます。笑
あとはスタッフの成長できる場としての体制を整えるために、医院でのルール作りを進めています。
最終的には「やまもと歯科」の理念を定着させたいというのが目的ですが、志を持てといっても漠然としていると思うので、医院でのルール作りを整えていった感じですね。
医院でのルールといっても堅苦しいことではなくて、挨拶や返事はきちんとするとか、ネガティブな発言をしないとか、患者様にお声がけをするときは名前を呼んでからとか当たり前に聞こえるかもしれませんが、その意識をするということが大事なんです。
沖野さん:
本当にそう思います。
当院に入社して働きたいと思っている方には、ぜひ意識してほしい点です。
貴方の向上心!応援します!
やまもと歯科では絶賛一緒に成長していける人材を募集しています!
山本先生もおしゃっていたように、人間は一日の大半を労働に割り当てています。
それはつまり命の時間でもあるのです。
世の中は厳しい。
そう思っている山本先生や沖野さんだからこそ、スタッフには仕事で何か楽しめる体験を多くの人にして欲しいと医院作りに励んでいます。
私はこの仕事に向いている!
この仕事でもっとこうしていきたい!
自分にならこれができるかも!
「やまもと歯科」で働いてくれるスタッフにはこのように思って欲しいと考えています。
スタッフが仕事の中でやりたいことを見つけ、楽しそうに働いてくれる人が増えたら・・・きっと患者様も幸せな気持ちになると思います。
ぜひ、あなたも当院で働いてみませんか?
当院ではあなたの向上心を歓迎します