社員の幸せ×建設業界の改革!2兎を追う社長が描く会社の未来図

レッド

written by 斉藤彩

「建設業界で幸せに働く人々を増やす」
そんな想いを胸に、新宿区でADD1(アドワン)株式会社を経営する加納宗明社長。
「働くかっこいい大人を増やす」
そんなビジョンに向かって中目黒でおダシ屋を営むインビジョン株式会社。

実は加納社長、本業の傍ら、採用・人事周りを学ぶべく半年間インビジョンに在籍していた時期がありました。

何が彼をそこまで突き動かすのか。
業界改革を目指す裏にある信念、そしてADD1社員への熱い本音を、本日はお酒を片手に語ってもらいました!

インタビュイー:加納 宗明さん(あだ名:むっくん)

インタビュイー:加納 宗明さん(あだ名:むっくん)

ADD1株式会社の代表取締役社長。愛知県名古屋市出身。
新卒で岡谷鋼機株式会社に営業として入社、社会人6年目の2019年にADD1株式会社を創業。

<むっくんってこんな人>
*ラーメンとミスチルをこよなく愛す一途なピュアボーイ
*ポジティブ思考は訓練から。自らをも欺く後天性の前向き人間
*若者離れが進む建設業界を変革する期待のルーキー

インタビュアー:小林 裕人(あだ名:こば)

インタビュアー:小林 裕人(あだ名:こば)

「働くかっこいい大人を増やす」をビジョンに掲げるインビジョンで「働くかっこいいパパ」を目指す、むっくんと同い年の営業担当。
最近二人目が生まれたばかりで、社外社内問わず会う人全員にお子さんの写真を見せて回っている。

 

幼少期の夢は大金持ち!そんな男が目を付けた業界は

ーーーむっくんさ、そもそも何で起業したの?

実家が自営で不動産業をしていた影響で物心ついたときからぼんやりと「自分で商売をしていく」っていうイメージはしていて、小さいころから起業はしてみたいと考えていたかな。姉ちゃん、兄ちゃんがいるんだけど、末っ子で甘やかされて育ったからか、幼稚園生のときには七夕の短冊に「大金持ちになりたい」って書くような子だったみたい。笑

ーーー前職を辞めて起業に踏み切ったきっかけは?

前職の仕事では周りの人にも恵まれて凄く充実はしていたんだけど、こばも分かると思うけど、年々何かを始めるハードル上がってくるじゃん?これ以上経ったらやりたいと思っててもできなくなるって思って決意した感じかな。

ーーーたしかに30過ぎると動けなくなってくるよな。でも建設業界で起業したのは何で?

起業する前は色んな人に相談もしたし他の業界も視野に入れていたけど、最終的には新卒から携わっていた建設業界で生きていくって腹を決めたよ。

前職では営業として建設業界に携わっていたんだけど、単純に「もっと現場のことを知りたい!」っていうのと、高齢化の影響で人手不足に陥っているこの業界に一石を投じれたらチャンスだなーっていう2つが頭にあってADD1を立ち上げたんだ。あと、母方のおじいちゃんも建設業の会社を営んでいて身近に感じていたっていう直感的なものもあってこの業界に決めたんだよね。

ーーーそもそもなんだけどさ、むっくん今何の仕事してんの?ADD1って何屋さん?

一言で言うと、工事会社だよ!
メインは携帯電話の電波に関する工事をしていて、ビルの屋上とか電柱みたいな高い所に基地局と呼ばれる設備が付いてるんだけど、それを介して携帯電話の通信が行われるようになっているの。

ーーーなるほどね。もう少しで理解できそう。

中目黒にいるこばと新宿にいる俺が何で連絡取れるのって思わない?それって、まず俺の発信がデータ化されて、一番近い基地局に送られるのね。んで、その基地局からこばに一番近い基地局に送られて、最後にこばに届く、ってイメージ。

ーーーすげぇじゃん。

凄いよね!それに加えて、地下とかの電波が入りづらい場所でもスマホが使えるように電波の改善工事をしたりしてるんだ。実は今の俺らの生活に欠かせない仕事をしてるんだよ。

*「基地局工事」の詳細は前回の記事をお読みください!*

 

グラスが空くごとに溢れ出す本音。突き動かすのは”社員への思い”

ーーーそろそろ設立4年目になるわけじゃん?ADD1をこういう会社にしたい!みたいな目標ってあるの?

もちろんそこはちゃんと考えてるよ。起業当初は「どうやったらお金儲けできるかなー」っていかにして自分が豊かになるかを考えていたんだけど、仲間が増えていくうちに自分の気持ちに変化があって会社の存在意義とかを考えるようになって、今は大事にしている経営理念が3つあるんすよ。それをより追求していきたいと思ってる。

ーーーその3つ、詳しく聞かせて。

1つ目が「社員の豊かな人生づくりをサポートする」

今の社員達は全員が地元の名古屋からきてくれたんだけど、それぞれ前の仕事を辞めたりだとか、覚悟を決めて設立間もないADD1に入社してきてくれてるんだ。

本当に良いメンバーが集まってくれていると心から思っているから、その子達に報いることが会社と自分自身の意義だと思って1番に掲げてる。

2つ目は「常に期待を超えるサービスを提供する」

ありふれた言葉だけど工事会社として工事の品質面は1番に意識し続けなきゃいけない部分なので掲げている。

それと、意外かも知れないけど工事会社って現場での作業だけが仕事ではなくって見積や工程表などの資料を取引先とやり取りすることも多いから、その辺りも含めてスピードや丁寧さを大切にすることが差別化につながると考えてるよ。

3つ目は「公明正大に利益を追求する」

他の業界ではなかなか考えられないかも知れないけど、建設業界って「予算厳しいからこの値段でやってよ(=指値)」とか「次払うから今回はこれくらいでやってよ(=赤字受注)」みたいな交渉があるあるだったりするんだ。でも、うちはそれを明確にNGとしてる。自分たちを安売りしないって決めてるの。

少し生意気な感じを受けるかもしれないけど、それを言う以上はちゃんとしたクオリティで工事をやらないといけない。それが2個目の理念に繋がってるんですよ。

それに「なんで公明正大に利益を追求するの?」と言ったら、1個目の社員の豊かな人生づくりのため。だから本当に、1つ目が一番大事にしてる理念なんだよ。

この3つの理念が上手く機能していって「ADD1って良い会社!」という話が広まって真似する会社が増えていけば、うちの会社はもちろん、業界全体が良くなっていって「建設業界で幸せに働く人々を増やす」ことができると信じてるよ。

ーーーなるほどね。むっくんちゃんと考えてるんだね。カッコいいわ。
ここに書いてあるさ、「360°カッコよく」っていう言葉、めちゃくちゃいいね。

▲ADD1が今大事にしているテーマ

 

建設業界にもっと人を増やすためには、まずはうちの社員にロールモデルの一員になってもらう必要があると思ってて。だから内面も外見も憧れられる人になってほしいんだよね。

建設業界ってどうしても3K(きつい、汚い、危険)のイメージがあるからさ。制服とかヘルメットとか、結構気を遣ってるんすよ。そうすると「見た目ばっかりカッコつけて」って言われてしまうことがあるから、技術を伸ばしていくことがもちろん最重要なんだけどね。

▲建設業界の3Kのイメージを払拭するため、制服のデザインにも一工夫

 

ーーー工事ってさ、どこで品質の差が出るの?

「見た目の綺麗さ」とかは随所に出るよね。
例えばここにあるコンセントも、1°ずれるとそれだけで汚く見えるんだよ。それに気付けるか気付けないか、気付いた上でやるかやらないか、っていうところがめちゃくちゃ大事でさ。1°ずれたところで性能は変わらないかもしれないけど、気になる人は気になるじゃん。
そういった細かい部分に対する気遣いができる“心”で差がでてくるかな。

ーーー職人技ってやつだね。

これは感覚的なところもあるけど、昔からの職人さんは綺麗にやる人が多いかな。古い設備とかを見ると感心しちゃう時があるんだよね。

それが俺らの時代で適当になっていいわけないので、これまで業界に蓄積されてきた良い部分はしっかりと踏襲していきながらも、今の時代に合わせた経営をしていきたいと考えてる。

なんて、どんだけ綺麗ごと言っても結果が残らないと証明できないから、今そのために頑張ってるって感じかな。自分の考えていることは間違ってないと思ってるから、このまま突き進むよ。

 

理想の未来のために、必要なのは『価値観』の合う新しい仲間

ーーーむっくんが今やりたいことって何?

胡散臭く聞こえるかもしれないけど、社員のみんながとにかく豊かになること
さっきも話したけど、今いる社員は名古屋からでてきてくれていて中には大学時代の野球部の後輩もいてさ、こうやって俺に付いてきてくれたことにも感謝してるし、期待に応えないとなって強く思うんだよね。

だから今はとにかく社員の子たちにもっと良い給料を出せるように経営していくことが使命かな。じゃないと俺が苦しくなる。

ーーーちょっと先の未来でしたいこととかある?

いっぱいあるよ。この業界って一次請、二次請とかあって、今ADD1は二次請で仕事をしているんだけど、いつかは元請けレベルになれたらなんて妄想めいたことを思ってる。

元請となると人や技術、資金とかいろんなものが必要になるから東証一部上場レベルの会社になるんだけど、いつかそんなステージまで行きたいねってみんなで話してるんだ。まだまだ先の夢みたいな話だけどね。
その頃には工事だけでなく建設業界をより良くできる包括なサービスの提供なんかもしていたいな、なんてこともね。

プライベートでいうと、みんなで社員旅行いきたいね!なんかも。笑
これは本当に近いうちに実現したい!

ーーー理想の会社になるためにはどんな仲間が必要だろうね。

短期的な目線じゃなくて、自分の人生を自分でハッピーにするんだっていう気持ちがある人と働きたいな。

野球で例えると、素振りをするとしても「疲れるからやめよ」じゃなくて、「素振りしたらヒットを打てるようになる!素振りしたい!」って考えられるような人。
逆に言うと、不勉強だったり嘘をついたり、自らを不幸にするようなことを無意識にやっちゃうような人は絶対に仲間にできないかな。

うちはチームワークを大事にしてみんなで戦っていこうって考えが念頭にあってさ。どうしても野球やってた子が多いから、野球やってた人は優遇しちゃうよね。笑

まだまだ小さな会社だから一人一人が会社にとっての主力にならざるを得ない。みんなで壁をいくつか超えていかなきゃいけないと思うんだけど、そんな時は気心知れたメンバーで団結しないと、と思うと、価値観の合う人に絞って採用していかなきゃと思うんだよ。

だからちょっと短絡的かもしれないけど、同じ境遇だった方がコミュニケーションにかかるコストは少ないんじゃないかなって。

ーーーこの記事を読んで「ADD1いいかも」って思ってくれた人に、何か伝えたいことはある?

今建設業界は少子高齢化の煽りを受けてどんどん職人が減ってるんだよね。うちの子たちも俺のいないところで他社から声かけられたりしてるみたいでさ。そういう話を聞くと、「この子達の市場価値ってめっちゃ高いなー」と思う反面、「気安く誘うな!」って思うんだけど。

…、とにかく若い人が少ない業界なんだけど、その中でもうちは俺を除いてみんな20代と若い集団っていうのが特徴で、ほとんどが未経験からのスタートなんだけど確実に技術を身につけていくノウハウが溜まりつつあるので、20代でキャリアや人間関係に悩んでいる人は是非相談して欲しいな、と思う!

建設業界、会社選びを間違えなければ面白い業界だと思うよ。

あとは、今会社の状況としてはかなり先行投資しまくってる感じなんだよね。
例えるなら、今はオセロがめっちゃ黒の状態。だけど上手く角のマスが取れて1つ噛み合ったら一気に白に変わる。そんな感じ。今いる社員の頑張りやこれから入ってくる仲間の存在が、それを裏返すきっかけになるはずなんだよ。

何が言いたいかと言うと、その気持ちいい瞬間に立ち会う、否、その当事者となる強く優しい仲間を絶賛募集中です!

電気工事士という仕事にでも、ADD1という会社にでも、加納という人間にでも、少しでも興味を持ってくれた方はぜひご連絡お待ちしています!

ーーーむっくんありがとう!とりあえず乾杯しようぜ!

 

おまけ:取材後の帰り道

むっくん:こばー。

こば:なんだよ。

むっくん:俺はさ、あの子らが幸せじゃないと、しんどいんだよ。お金面でも気持ち面でも、ハッピーになってほしいの。

こば:そんな風に思ってもらえて、ADD1の社員の子たちは幸せだな。

むっくん:だといいけど。もっと頑張るよ俺。

こば:新しい子も入ってくるかもしれないしな。お互いカッコいい30代目指して頑張ろうぜ。

***

というわけで、ADD1で働きたい方、ADD1と一緒にお仕事をしたい方、
ぜひHPや求人サイトも見てみてくださいね!社員一同ご連絡お待ちしています!

HP:https://add1.tokyo/
求人ページ:https://hr-hacker.com/add1

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