「私を変えたあの日の夜」グローバルパートナーズの“スター”が見据える先には、沖縄の未来

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written by 紺野天地

「若者と企業と世界をつなぐ」をビジョンとして掲げるグローバルパートナーズ株式会社(以下、GP)は、グローバル人材事業や海外進出支援事業をはじめ、数多くのグローバルビジネスを手がけています。

「GPのことが好き」とまっすぐな瞳で語るのは、グローバル人材事業部に務める赤嶺 琳(あかみね りん)さんです。社長をはじめとした周囲の方々が語る赤嶺さんの印象は、「スター」。その言葉の背景には、赤嶺さんの人柄と事業への熱い思いがありました。

赤嶺 琳(あかみね りん)さん

赤嶺 琳(あかみね りん)さん

沖縄県出身、2021年9月入社。
2021年9月 グローバル人材営業部
2022年1月 グローバル人材営業部 サブマネージャーに昇進
2022年7月 グローバル人材運営部

大学時代に英語の教員免許(中・高)を取得するも、「社会を広く知りたい」という思いから、大好きな沖縄県を離れ新卒で航空会社に就職。その後GPに転職し、「仕事という感覚はなく生活の一部」と言うように、若者と企業と世界をつなぐために熱い思いを持って日々奔走している。

沖縄から飛び出し、新卒で就職したのは航空会社

―――GPに入社したのは2021年9月とのことですが、以前はどのような仕事をされていたのですか?

生まれ育った沖縄で大学まで学び、2020年4月に新卒で航空会社に就職しました。中学生のころから何度か留学したり、大学生のときにはアルバイトで外国人対応をしたりしていたので、外国語を使った仕事をしたいと思っていたんです。そこで、「日本の玄関口」である羽田空港を就職先として選びました。

 

―――航空会社への就職から、1年半でGPに転職した理由をお聞かせいただけますか。

入社してすぐに新型コロナウイルスの流行が始まって、私は国際便の担当だったので、予定していた仕事がなくなってしまったんですよ。でも、当時の私は沖縄から出てきたばかりで、転職に前向きにはなれなくて……。

そんな気の迷いもある中で転職サイトを眺めていたときに、たまたま見かけたのがGPの求人だったんです。海外に関わることのできる仕事だと思い、勢い半分で応募してみました。

 

―――そういう経緯があったのですね。面接はどのような様子だったのでしょう?

面接では、海外に対する私の思いを話しました。GP自体がスピード感のある会社なのですが、2次面接から帰る電車の中で内定通知をいただいたんです。フィーリングが合ったのかもしれませんね。

 

―――すぐにGPへ転職されたのですか?

内定をいただいてもまだ迷いがあって、すぐに「入社します」とは言えなかったんですよ。ただ、数か月が経過しても航空業界の状況は変わらなくて、自分の中で新たなチャレンジに対する好奇心が強くなっていきました。最終的に入社したのは、内定をいただいてから3か月後です。

 

あの「サシ飲み」があったから、今の自分がいる

―――急な転職だったので、不安もあった中でのスタートだったかと思います。

そうですね。入社してすぐにグローバル人材事業部で営業を担当したのですが、仕事に慣れていないうえに、商材のことも全然理解できていなくて、しばらくは不安な気持ちを抱えたまま仕事をしていました。

 

―――そんな赤嶺さんに影響を与えた出来事があれば、教えていただけますか?

入社してから2か月目で、社長とサシ飲みをしたことです。社長から突然連絡をいただいて、最初は「私何かしたのかな……」と思いましたよ(笑)。

でも、いざ社長と会ったら、第一声で「俺が後ろにいるんだから、もっと自信を持って商材を売って良いんだぞ」と言ってくださったんです。当時の私が不安になりながら仕事をしていたことを、社長は感じ取っておられたんでしょうね。

社長の一言で、不安は嘘のようになくなりました。「何かあったら俺が全部責任取るから」とまで言ってくださって、その日から仕事への取り組み方が変わりましたね。実際に、社長とサシ飲みをした四半期の営業成績は、最終着地で270%の達成率だったんです。

―――270%達成とはすごいですね。ちなみに、その後の営業成績は?

それ以降も、120%以上の達成率を毎四半期記録していて、個人目標を達成できなかった四半期は一度もないんです。私は営業が得意なのかもしれません。

 

―――社長とのサシ飲みがあったから、今の赤嶺さんがいらっしゃるのですね。

そうです!あの経験がなかったら、私は今でも通常の営業成績だっただろうし、熱い思いがないまま仕事に取り組んでいたと思います。もちろん、一人の社会人として自分の言動に責任を持っていますが、後ろで社長がドンと構えていてくださるのは、私の中で大きな心の支えになっています。

 

「人」に関係する事業だからこその喜び

―――今まで働いてきた中で、嬉しかった出来事を教えてください。

私たちの事業は「人材」に関係する内容なので、人の喜びを間近で感じられることですね。特に最近はコロナの影響から外国人が入国できない期間が約2年続いて、やっと280社ほどの企業様に約550名の実習生を配属できたんです。あと700名ほど入国待ちの実習生たちがいるので、まだまだ気を緩められませんけどね!

若い人たちが夢や希望を持って日本にやってきて、受け入れ企業の方々が笑顔で出迎えてくださる。そういうシーンに立ち会うたびに、この仕事をしていて良かったなあと感じます。

 

―――GPで働いているからこそ経験できる喜びですね。一方で悔しかったエピソードはありますか?

取り扱っている商材がまだ社内完結していないために、人材の配属が遅れてしまうことがあります。私たちの手が及ばない範囲で問題が起きて、配属される本人はもちろん、受け入れ企業にも迷惑がかかってしまうことが悔しいです。

 

―――課題を解決するために取り組んでおられることは?

実は私、上司にも相談して、今は営業を離れて運営に携わっているんですよ。営業をする中で事業面の課題が見つかったので、運営という立場から仕組みづくりやコロナ禍で滞ってしまった業務の軌道修正をしています。

というのも、安心して営業できる環境を整備したいんです。営業担当者は自信を持って商材を売って、自社の売上を安定させられる。そこに集中できる環境が、会社として理想だと思っています。

 

―――一般的に「こうしたら良いのに」と思っても行動に移せない人が多い中、赤嶺さんは、課題に対して真正面から向き合っておられます。ご自身の性格なのでしょうか。

どうなんでしょう。GPはベンチャー企業なので、自由度が高くて一人ひとりに裁量がある分、誰かがやらなきゃ解決しない課題も多い。見方を変えると、誰かがやらなきゃ、会社として前に進めません。もちろん、自分の成長にもなりますし。

それに私自身、解決したらお客様や会社のためになる課題を見つけると、迷うよりも先に「どうにかしなきゃ」と手を出してしまうところはありますね。

 

―――会社のために行動する根っこには、赤嶺さんのどのような思いがあるのでしょうか?

GPのことが好きなんだと思います。事業のことも、仲間のことも、社長のことも。

もちろん大変な場面はたくさんあるけれど、好きだからこそ、文句を言うよりも解決したいんです。

 

将来は社内起業家として沖縄の力に

―――赤嶺さんが仕事において大切にしていることがあれば教えてください。

「相手の目を見て話す」ことです。意識的に大切にしているというよりは、身体にしみついていて、「目で訴えられる営業は強い」「目から思いが伝わるね」とよく言われます。

目を見ていると、その人の本当の姿が分かると思うんですよ。周囲の方々から「スター性がある」と言われる理由を考えてみたら、そういえば、私の周りにはいつも誰かがいてくれます。私自身が相手の目を見て話すし、いつも素の状態でいるから、それが周囲に伝わっているのかもしれません。

 

―――今後、GPで働く中で実現させたいビジョンはありますか?

営業に課題を感じたうえで今は運営に関わっているので、学んでいることや芽生えた気付きを、営業に戻って還元したい思いが強いです。中期的には、「どのような環境であれば営業しやすいか」を運営視点で考えられる事業部長になり、大きな売上を叩き出したいと思っています。そしてゆくゆくは、経営にも携わりたいですね。

 

―――経営に携わりたいということは、その先のビジョンもおありなのでしょうか?

はい。私が大好きな土地であり、大好きな人たちがいる沖縄県に貢献できる事業をつくりたいんです。沖縄っていまだに子どもの貧困率が全国平均の2倍以上で、離婚率も19年連続で全国ワースト1位なんです……。一方で、美しい自然があったり、2019年には観光客数1000万人を突破してハワイと肩を並べるほどの観光地だったり、明るい未来のある県だと思うんですよ。

その未来をもっともっと明るくするには、沖縄をリードする人材が必要だと思います。イントレプレナー(社内起業家)として沖縄に貢献できる事業を立ち上げられれば、もちろんGPにとっても良い影響があります。今は、そんなふうに沖縄とGPの力になることが、私の一番の目標です!

 

【取材後記】

取材用に繕った言葉ではなく、ご自身の中にある思いや考えをストレートに表現されている赤嶺さんの姿が印象的でした。「私の周りにはいつも誰かがいてくれる」。そう仰っていましたが、きっと、赤嶺さんの自然体な姿に、周りの方々が知らぬ間に引き寄せられているのではないでしょうか。彼女がつくる沖縄の明るい未来に、いまのうちから胸を高鳴らせています。

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