埼玉で愛されて30年!ひかり整骨院が目指す「まちの保健室」に込められた、心身共に健やかな社会

レッド

written by 大西マリコ

埼玉県にて上尾院・蓮田院を構えるひかり整骨院。生まれも育ちも埼玉の代表が、地域のみなさんと共に30年間大切に育ててきた整骨院です。 

院のコンセプトは「まちの保健室」。「学校の保健室のように、身体だけでなく心の不調まで相談やサポートできるような場所にしたい、という思いを込めました」と話す代表の高橋さんに、今の時代では貴重な修行時代のお話から、ひかり整骨院の魅力についてお聞きしました。

インタビュイー:高橋和之さん

インタビュイー:高橋和之さん

ひかり整骨院代表。3年間にも及ぶ厳しい修行と勉強を経て柔道整復師の資格を取得した後、地元・埼玉県に整骨院をオープン。大らかで柔軟な人柄と、確かな技術でお客様やスタッフから慕われており、高橋さんに会いにひかり整骨院を訪れる人多数。プライベートではスポーツと料理が好きな愛妻家。とくにスキーの腕前は「スキー検定1級」に合格するほどで、得意料理はパスタ。自宅のベランダでハーブを育てており、そのハーブをたっぷり使ってつくるパスタは奥様が絶賛するほど美味!

インタビュアー:大西マリコ

インタビュアー:大西マリコ

取材やインタビューを中心に活躍するフリーライター。仕事柄、肩こりがひどく整骨院のみなさまには日常的にお世話になっている。

住み込みで修行しながら学校へ通った3年間
厳しさから得た「忍耐力」が最大の武器に! 

ーーーまずは、高橋さんの経歴について。柔道整復師(以下、柔整師)になられたきっかけから教えてください。

学生時代にラグビーをしていたことから怪我が多く、整骨院のお世話になることが多かったのがきっかけです。ある日、高校生の時からお世話になっていた接骨院の先生に「お前は柔整師に向いているからやってみたらどうだ」と言われたんです。 

当時の整骨院というのは今ほど綺麗な仕事ではなく、柔整師らしい脱臼・骨折・捻挫の治療以外にも血を触ったり傷を塞いだりするような処置が多くありました。人の汗や血に触って自分も汗だくになって一生懸命治す……といった傾向が強かったので、ラグビーで汗や泥にまみれて頑張れる私は柔整師に向いていると思ってくださったんでしょうね。

 

ーーー何気ない一言が天職との出会いになったのですね。そこからどのようにして柔整師の道に入られたのですか?

3年間、前述の先生の整骨院に住み込みをして修行をしながら、柔整師の資格を取るために専門学校に通いました。 

毎日とても大変でしたが、精神的にも技術的にも相当鍛えられました。どれくらい大変だったかと言うと、まず朝7時に起きて掃除をして、湿布を作るところから1日がスタートします。昔は湿布を手作りしていたんですよ。松の皮を焦がして炭にして、上新粉に水を入れて煮るとお餅みたいになって、そこへ黒松の粉という漢方薬を入れると湿布になります。毎日140人くらい来る患者さんを3人で治療していたので大量に湿布を使いました。

現在の整骨院は予約制の診療(自費治療)所が多く、ゆったり時間を取って施術するのですが、予約制になる前の保険中心の診療では70人くらい患者さんがいらしたら「すごく忙しい」というイメージなので140人がどれだけ多いかお分かりいただけると思います。

営業中は施術の助手と雑用業務、昼休みは包帯の練習をしたり師匠の先生の用事を頼まれたりと忙しくして夜に学校に通うというのが平日。日曜は院長先生の車を洗ったりクルーザー船を掃除したりと、個人的な用事のお付き合いをすることが多く休む暇はありませんでした。 

 

ーーーまさに「修行」といった言葉がぴったりです!今では考えられない道のりですが、大変だからこそ得られたことも多かったかと思います。先ほど、高橋さんも「精神的にも技術的にも相当鍛えられた」と当時を振り返っていましたが、どのような学びがあったと感じますか?

長く生きていくと、「人生って大変なことが多いんだな」と思ってくるじゃないですか。 

そういう時でも「大変なことをいちいち大変に思わなくなった」というか、与えられた試練を必ず乗り越える力が付いたのはあの時の経験があるからだと思います。今の自分の「丹力」みたいなのは、修行時代に鍛えられたと感じますね。

それから、私の好きな言葉に「一日一生」という言葉があります。「その日で人生が終わってしまうという前提で生きよう」といった意味なのですが、整骨院は一期一会なのでこのマインドを大事にして生きています。例えば、患者さんであれば「もうこの患者さんとは二度と会えない」という気持ちでその時できること、与えられた環境の中でできることを全部やろうと。

例えば、患者さんとお話をしている中で「これをお伝えしようかな、どうしようかな。でも絶対した方がいいよな」と思っている中で何となく躊躇しちゃうことがあると思うんですけれど、そういう時にその「一日一生」という言葉が背中を押してくれるんです。間違っていることもあると思うんですけど、 自分の中にあるので「この方のために、どう思われてもいいから絶対言っておきたいことは言っておこう」と。

今改めて振り返ると、こういう部分も厳しい修行や、仲間との共同生活をしながらの仕事から得られた学びだと感じています。

 

目指したのは「まちの保健室」
そのために日々意識する、人生を楽しむこと!

ーーー厳しい修行時代を経て、埼玉県で開業された高橋さん。ひかり整骨院は来年で30周年を迎えるとお聞きしました。多くの整骨院が存在するなか、30年も愛され続けてきた秘訣は何だと思いますか?

本当にありがたいことです。来年は30周年のお祝いをしたいですね。

ここまで来れた理由……あまり考えたことはなかったのですが、周りと自分が違うと思うのは「自分がやりたい治療」ではなく、「求められる治療」を行うよう意識していることかなと思います。接骨院に求められる役割は時代とともに変化していますが、「患者さんが何を求めているか」「患者さんがどうすれば安心したり痛みが減ったりするのか」ということを一番に考える。そこで足りないものがあれば勉強したり、取り入れたりして柔軟に自分自身を変化させるよう努力しています。 

 

ーーー患者さまのことを一番に考えるという”軸”があるから時代やニーズとともに成長することが可能になり、長く愛される秘訣に繋がっているのですね。他にも、ひかり整骨院が大切にしていることがあればお聞きしたいです。

開業当初から一貫して、「まちの保健室」でありたいという思いを大切にしています。

昔の整骨院は今のように自由診療で負担の大きいものではなく、高齢者は無料だったり保険でも400〜、500円の世界だったりと、気軽に立ち寄れる場所でした。もっと言うと、地域の方が整骨院を通して交流するような、いわば学校の保健室のような存在だったんです。

私たちの仕事は、マッサージや整体、怪我を治療するだけではないと思っています。心身の健康を守る仕事。そのためにも、整骨院は「病気ではないけど痛いし具合が悪い、困っている」といった、病院では救いきれないお悩みを受け止める器として、なくてはならないものだと思っています。だからみなさんに気楽に来て欲しい、この場所、この存在を守りたいと思う気持ちを「まちの保健室」という親しみやすい言葉に込めました。 

 

ーーー「まちの保健室」であるために日頃心掛けていることはありますか?

意外かもしれませんが、私含め、スタッフや家族みんなが「個人の人生を楽しむ」ことを心掛けているんです。色々な経験を重ねてしみじみと思うのは「自分が楽しくて、幸せでないと人を助けることはできない」ということです。

とくに私は人の悩みや痛みに共感しすぎたり入り込んだりするほうなので、最初はよく共倒れしていたんです。溺れている人を助ける時に両手を出すと一緒に溺れてしまうように、自分の梯子をしっかりと掴んだうえで人助けをする。だからできるだけワークライフバランスを意識し、趣味や遊びも積極的に行うようにしています! 

 

まちの健康を心身共にサポート
他人と自分のために頑張れる仲間を募集中!

ーーー求人にあたり、ひかり整骨院さんの魅力についてアピールをお願いします! 

スタッフの仲の良さは自慢です。オープンな人間が多いので、他所から新しい人が来てもすぐに仲間に入れる雰囲気はあると思います。

例えば、休み時間になったらカーテンを全部開けてみんなで患者さんのフィードバックをしています。「今日あんな人が来て、こういうことがありました」といった話をみんなでして、アドバイスをもらいながらお昼を食べたり、他愛のない話をしたり。みんなでラーメン屋さんにお昼を食べに行くこともありますよ。仲良くワイワイやるのが好きな性格の者が総院長なので、一緒に長くやってくれる人は自然とそういう性格の人が多いです。 

ーーー写真からも仲の良さが伝わってきます。そういった素晴らしい人材と出会うために、採用の際に気を付けていることはありますか?

ここ数年は理念採用に取り組んでいます。私たちの考え方を採用時からなるべく訴えて、「この考えに気が合う人は来てください」といった感じで。 

具体的には、前述した「まちの保健室みたいにやっていこうよ」ということと、私がラグビー部だったので「ラグビーの『One For All, All For One』という感じの考え方が好きな人」と伝えています。「人の役に立ちたい、個人も仲間も大切にしながらチームでより良い院を目指そう」と。そういう想いに共感していただける方は当院に合っていると思います。 

地域の健康のために役立ち、自分自身も毎日充実した生活をしたいという方、ぜひ私たちと一緒に働きましょう! 

 

=ひかり整骨院について=

・ホームページについて:https://hikari.saitama.jp/ 

・社員、アルバイト、パート採用について:https://hikari.saitama.jp/recruit/ 

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