人生を背負う覚悟で、現場職人を育てたい。(有)成田基礎専務が目指す組織像とは?

シルバー

written by 田野百萌佳

横浜市で「山留工事」とよばれる特殊工事を行う成田基礎。

これまで、山崎社長や現場職長の清瀬さんに仕事の魅力を伺ってきました。

今回は竹田専務にインタビュー。成田基礎が目指すチーム像やそのために向き合うミッションを赤裸々にお話していただきました!

竹田和治さん

竹田和治さん

有限会社成田基礎 専務取締役
前職でレジャー・アミューズメント業界を10年間経験したのち、2009年入社。
成田基礎の理念を作成したり、自身も現場に出て若手社員に積極的に声をかけるなどして育成に注力する組織愛の熱さが魅力。

現場の仕事を手を抜かず、一生懸命にやる。成田基礎の本質

ーーー以前山崎社長にインタビューさせていただいた時に、「相手が期待してくれていることの少し上を行く」ことを大切にされていると伺いました。現場職人の育成に携わることの多い竹田専務から見て、成田基礎はどんな会社ですか?

 

竹田専務(以下、竹田):社長もそう言ってたんですね。
実はうちの経営理念、「顧客満足のために、全力を尽くす」というのは、私が考えたんですよ。
実際、現場の仕事を手を抜かず、一生懸命にやる。というのは、たしかに成田基礎の強みだと思います。
正直、できるアンパイの仕事に留まることだってできる。でもそれ以上の仕事ができる会社があると助かるじゃないですか。うちはそういう会社でありたいんです。

 

ーーーその上で、専務が今最も注力しているミッションは何ですか?

 

竹田:建設業の会社はどこも直面していると思うけど、やっぱり若い人の育成かな。
うちの場合、入社してくれたら、人生を背負う覚悟で社員を大切にするという気持ちで採用しています。前回社長が話していた、休みが取りやすいように助け合う風土や手当支給も然り。
人がすぐに辞めてしまうケースってこの業界ではよくありますが、うちはそんな覚悟を持って採用するからこそ、すごく悔しいんですよ。手を抜かずに一生懸命仕事をやる会社だという本質があるからこそ、長く働き続けられる社員を、1人じっくり育てたい。まずは幹部から現場へ、そういった考えを落とし込むことがミッションですね。

 

ーーー人を大事にする会社だと自負しているからこそ、育てられないのが悔しい、と。

 

竹田:業界全体が若手の育成に苦しんでいるからと諦めるのは簡単だけど、そうは言ってられないですからね。
せっかくやる気をもって入社してくれた人がやめる理由って、育てる体制が整っていない会社が作ってるんじゃないかな、と。
現場ではどうしても、作業がうまくこなせるかが重視されがち。もちろんそれもお客様に満足していただくためには大事なことですが、仕事が覚えられないと、先輩からないがしろにされてすぐに辞職してしまうことも多くて。そこをなんとかするための方法を探してます。

 

ーーー現場での育成体制が伸び代なんですね。

 

「なんのために?」を考えさせる。現場職人の育成に試行錯誤中。

ーーー実際に取り組んでいることもありますか?

 

竹田:「仕事ができるかできないかで先輩が態度変えるなよ!最初はできないのが当たり前なんだから!」と伝えてはいるのですが、それだけだとなかなかね。
なので5年くらい前から現場職人の技術を底上げするためのマニュアルも作成しています。新人を少しでも知識のある状態で現場に送るのもひとつの手なのかな、と。

ただ、決められたルールばかりあっても「なんのために?」がわからないと覚えるのも大変ですよね。なので結局は社員自ら考えることが大事だと思っていて。みんなで話し合ってルールを作ってもらうこともよくあります。例えば、何か問題が起こった時に「防ぐためにはどうすればよいか?」という問いかけを社員にします。

 

ーーー以前インタビューさせていただいた職長の清瀬さんも、「意外と考えることが多い職場だ」とおっしゃっていました。

 

竹田:あいつはほんとに最初は何もできなくて心配だったけど、成長したよね。(愛おしそうな表情)
でも今まさに「この育成方法がいいんじゃないか?」というひとつが、清瀬みたいな20代くらいの先輩社員の下に新人をつけることなんです。ベテランよりも若い人の方が新人の気持ちがわかると思うので、成長しやすいのかな、と。

 

ーーー清瀬さん、やはりモデルケースなんですね。また、竹田さんの試行錯誤にも感嘆です...!

 

小さくても強い会社って、社員の価値観が同じなんじゃないか。

ーーー「若手を育てる」というミッションも踏まえ、成田基礎をどんなチームにしていきたいですか?

 

竹田:社員みんなで同じ方向を向く会社を目指したいですよね。同じ方向というのが、うちの場合は「顧客満足のために、全力を尽くす」という理念。小さくても強い会社って社員の価値観が同じなんじゃないかと思うんです。
みんなが働きやすい環境を自ら作っていくという強みも、もとを辿るとしっかり仕事をやった結果の現れだと思っています。
作業内容そのものはもちろんだけど、「自分がお客さんだったら」という思いで仕事をするためにも、立ち振る舞いや丁寧にコミュニケーションをとることが大事。だからこそ「人」を育てることが大事だとつくづく思います。…飲み会で酔ってる時は、こういうことを社員に話せるんですけどね。(笑)

 

ーーーこの記事をぜひ社員さんにも見てもらいましょう!

ーーー最後に求職者へのメッセージもお願いします!

 

竹田:入社してくれたら、その方の家族の人生まで背負っていくつもり。
課題もたくさんありますが、整えようと試行錯誤している真っ最中です。
そんな私たちと同じ方向を向いていきたいという方、ぜひ一緒に働きましょう!

 

取材後記

社長が真後ろにいらっしゃるオフィス内で、人間臭く本音をお話してくださった竹田専務。
「もっと成田基礎を良い会社にしたい」という想いや社員の方々への愛情が溢れ出ていらっしゃいました。仕事の質にとことんこだわりながら、それを共に作り上げるための社員への思いも試行錯誤も人一倍。そんな成田基礎に魅力を感じた方、ぜひ採用ページ求人をのぞいてみてくださいね。

有限会社成田基礎採用HP

https://naritakiso.hr-hackerplus.com/

成田基礎の求人はこちら

https://hr-hacker.com/naritakiso

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