「お客様は鏡のよう」グローバルパートナーズYouTube事業の裏で成長を続ける、5年目社員の気構え

シルバー

written by 紺野天地

「若者と企業と世界をつなぐ」を掲げるグローバルパートナーズ株式会社(以下、GP)は、デジタルマーケティング事業やグローバル人材事業をはじめ、日本のGDP向上を目的とした数多くのビジネスを手がけています。

勤続5年目を迎えた宮崎 宗一郎(みやざき・そういちろう)さんは、デジタルマーケティング事業部のSAチーム(更新営業部)に勤め、お客様のYouTubeマーケティングを支えています。「何よりもお客様を大切に」。落ち着いた雰囲気の宮崎さんから発せられる、力のこもった言葉には、どのような思いが込められているのでしょうか。

宮崎 宗一郎(みやざき そういちろう)さん

宮崎 宗一郎(みやざき そういちろう)さん

2018年04月  入社
2018年04月~ 通信事業部
2018年10月~ デジタルマーケティング事業部
2019年10月~ キャッシュレス事業部
2020年04月~ デジタルマーケティング事業部 SAチーム

大学卒業後、1年半のワーキング・ホリデーを経てGPに入社。今ではGPの主事業を担っているYouTube制作部署の初期メンバーでもある。
小学1年から大学4年までバドミントンに励んでおり、特に中学時代の部活動については「あのときの経験があるから、大人になって大変なことも乗り越えられる」と振り返る。

GPとの出会いは、他社の面接帰りだった

―――GPに入社するまでの経緯についてお聞かせいただけますか。

元々は映像関係の仕事に就きたくて、GPのことを知る前に、何社か面接を受けていたんです。ただ、考え方が合わなかったり、僕の準備不足だったりで、うまくいかなくて。

最後の応募先での面接を終えて、当時住んでいた新潟に新幹線で帰っているとき、偶然、GPの求人を見つけました。海外に興味があったことも重なって、半ば勢いで応募しました。

 

―――入社後、どのようなお仕事を経験されてきたのでしょうか?

最初の半年ほどは通信事業部でテレアポを担当して、その後、デジタルマーケティング事業部のYouTube制作の部署に異動しました。1年後に再び通信事業部に戻り、キャッシュレス事業部でのテレアポ担当を経て、現在のデジタルマーケティング事業部SAチームに至ります。

 

―――入社から半年後にYouTube制作の部署に異動されたのは、映像関係のお仕事を志しておられたことに関係していますか?

そうです。当時は、社内でYouTube制作の部署が設立されたばかりだったので、自分から希望して異動しました。僕としてはそのままYouTube制作の仕事を続けたい気持ちもあったのですが、後輩の育成や自分の成長などを考えて、一度、通信事業部に戻りました。

 

サザエさんのサブちゃんのように、お客様に寄り添う

―――立ち上げ間もないYouTube制作部署だと、ご苦労もあったのでは?

大変でした(笑)。「オレはなんでこの仕事をしているんだ」と思うこともありましたよ。当時はYouTube動画のアップや説明文作成のような作業が中心でしたが、事業を軌道に乗せる必要があったので、こなさなければならない業務量がとにかく多かったんです。自分に経験や知識が足りなかったこともあって、手一杯の日々でした。

 

―――そのときの経験から学んだことがあれば、お聞かせください。

幅広いお客様のニーズに対応できるようになったと思います。当時は分からないことも多くて、投げ出したくなる瞬間もありました。でも今振り返ると、あのときのつらい経験は、自分の糧になっているなあと感じます。

 

―――現在所属されているSAチームでは、どのような業務を担われているのですか?

「Keyword Channel(キーワード チャンネル)」という当社オリジナル商品を通じて、お客様のYouTube動画を検索画面で認知されやすい位置に表示させるためのVSEO※施策を提案・実践しています。

集客のために検索エンジン上での認知を活性化させたいお客様に対して、「こういうキーワードで動画を露出させたらどうですか?」というようにアプローチするのが基本的な仕事内容です。

※「Video Search Engine Optimization」の略で、動画の検索エンジン最適化のこと

 

―――SEO施策によって周知や集客に成功したあと、継続的な支援も行っているのでしょうか?

はい。SEO施策に関連した内容が中心にはなりますが、お客様のお困りごとに対して、デジタルマーケティング領域をできる限り総合的にバックアップしています。

たとえ話ですが、サザエさんの登場人物に、三河屋のサブちゃんっているじゃないですか。磯野家の勝手口に現れて、気さくに注文を取って、後日配達に来てくれる。あんなふうに、お客様からの「こんな悩みを解決したいけど……」に対して、当社と契約しているエンジニアやクリエイターの力も借りながら、継続して寄り添っています。

 

―――仕事のどのような部分にやりがいを感じますか?

当社の商材によってお客様に成果が出たり、売上が伸びたり、望みを叶えるための力になれることです。

僕はGPの社員なので、もちろん当社の売上についても考える必要があります。ただ、お客様とやり取りをしているとき、僕の気持ちとしては「GPの宮崎」である以上に、「お客様の企業の宮崎」でありたい。お客様にとっての幸せを実現できることが、僕にとってのやりがいだし、仕事をしていて「楽しい」と感じる瞬間です。

 

「印象に残るエピソードはない」という言葉の真意とは

―――GPで約5年間仕事をしてきて、嬉しかった、あるいは悔しかった出来事として印象に残っているエピソードはありますか?

一言でいうと、ないんですよ。というのも、「これ」っていう出来事を、ピンポイントで挙げることが難しいんです。

当時の自分にとって小さな出来事だったとしても、今振り返ると貴重な学びになっていたりします。反対に、当時はすごく悔しかったのに、今となってはあまり覚えていないようなこともありますから。

 

―――たしかに。例えば今日の宮崎さんにとって悔しい出来事が、明日には大きな喜びになっているかもしれませんもんね。

極論になりますが、「あの経験は貴重だった」というのは、自分がもっと年齢を重ねてから分かるのではないかと思います。

とはいえ、世の中の同年代を見て、「すごい人がたくさんいるなあ」と悔しくなることも多々あるんです。そうやって日々悔しさを感じながら過ごせるのは、幸せだとも思います(笑)。

 

―――仕事において大切にしている価値観があれば教えてください。

お客様って、「鏡」のような存在だと思っているんです。お客様に尽くした分は、自分たちに返ってくるだろうし。お客様を大切にすれば、その分、自分たちも大切にしてもらえるかもしれません。

逆に言うと、お客様とのやり取りでうまくいかないときに自分を見つめてみると、そもそも自分自身の中に原因があったりします。お客様は、大切なことを教えてくれる存在でもあるんです。

 

―――お話を伺っていると、宮崎さんはご自身のことを俯瞰されているように感じます。

意識しているわけではないですが、ふとした瞬間に「今の自分ってどうなんだろう」って考えることはよくあります。俯瞰して捉えた内容が合っているかは、分かりませんけどね(笑)。

 

仲間と共に上のレベルへ

―――今後、GPで挑戦したい仕事はありますか?

今は、何かに挑戦したい思いより、とにかく目の前にいるお客様を大切にしたい気持ちが強いです。僕たちと関わったからこそ、売上が上がった。そんなふうに言っていただける瞬間を、お客様にとっての成功を一つずつ積み重ねて増やしていきたいですね。

 

―――宮崎さんの矢印は目の前のお客様に向いていらっしゃるのですね。

そうですね。さらに言うと、自分自身ができていないことばかりなので、将来よりも「今」に目を向けたいんです。

会社が成長するには、役職や立場にこだわる以前に、一人ひとりが今を頑張ることが大前提じゃないですか。与えられるものをこなして、当たり前のようにお金が入ってくる。そうではなくて、一人ひとりがエース級になる自覚や心意気を持つ必要があるのかなあと感じます。僕たちは、お客様に高く評価されれば、社内の評価も比例して上がると考えています。

 

―――普段働いているデジタルマーケティング事業部は、どのような様子なのでしょうか。

雰囲気や関係性が本当に良い部署だと思います。例えば、営業稼働日にみんなでディズニーシーに行って、「稼働日に遊んだんだから、今期はやってやろう!」と決起会をしたり、普段から一緒に食事をしたり。もちろん、締めるところは締めなければならないと思いますが、約20名のメンバーが年齢や役職を気にせず、裏表なく、フラットにコミュニケーションを取れているように感じます。

 

―――そんな仲間たちに向けて、メッセージをお願いできますか。

みんなと一緒に成長していきたいです。僕も含めて、GPにいる仲間たちは、全員が目を見張るような学歴や職歴などを持っているわけではありません。でも、だからこそ、伸びしろがあると思うんです。現状にとどまらず、今よりも上のレベル、さらにその上のレベルを、みんなと目指せたら良いですね。

 

―――これからGPに入社する後輩に向けて、一言お願いします。

社会に目を向けると、僕より若くて優秀な人ばかり。だから、僕から「こうしたほうが良いよ!」と言えることは、正直ないように思うんです。ただ一つ言えるのは、ポテンシャルがある分、経験を重ねて失敗から学ぶだけで、もっともっとすごい人になるはずです。そんなすごい若者と、これから一緒に働けることを楽しみにしています。

 

取材後記

「お客様は鏡」。インタビューが終わった後も、宮崎さんが発したこの言葉が、私の胸中で響き続けています。謙虚な姿勢が印象的な宮崎さんでしたが、言葉の根っこには、仕事に対する真摯な思いがあるように感じました。自分を俯瞰しながらも、力強い足並みで前進されている宮崎さんを見て、お話を伺った私自身の背筋が伸びる思いになりました。

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