「この会社をベトナムにも」母国を離れ挑戦を続けてきたサブマネージャーが語る“グローバルパートナーズ”

ピンク

written by 紺野天地

「若者と企業と世界をつなぐ」を掲げるグローバルパートナーズ株式会社(以下、GP)は、グローバル人材事業やデジタルマーケティング事業をはじめ、日本のGDP向上を目的とした数多くのビジネスを手がけています。

ときおりユーモアを交えながら笑顔いっぱいで話すのは、2022年1月に入社したグェン ティ フエ(リンダ)さん。ベトナム出身で2015年に日本にやってきたリンダさんは、持ち前の明るさとチャレンジ精神を武器に、異国の地で着々とビジネス経験を積んできました。
今回はそんな彼女に、入社に至った経緯やご自身から見た「GP」について、お話をうかがいました。

グェン ティ フエ(リンダ)さん

グェン ティ フエ(リンダ)さん

2022年1月入社
2022年1月~ グローバル人材事業部 サブマネージャー

母国ベトナムで大学を卒業後シンガポールに渡り、国際チェーンのホテルで働く。その後ベトナムに戻り、同系列のホテルで勤務したあと、2015年に来日。日本語学校に通いながらバイトを続け、卒業と同時に東京でホテルの正社員になる。
2022年1月、GPに入社して、海外の若者と日本をつなぐために挑戦を続けている。好きな言葉は「Never put off till tomorrow what you can do today(今日できることを明日に延ばすな)」。

大きくなっていった日本への思い

▲GP入社後のリンダさん

―――日本に興味を持ったきっかけについて、お聞かせいただけますか?

ベトナムで大学に通っていたころ、日本食のレストランでアルバイトをしていたのですが、日本人の皆さんがすごく優しくて、日本が好きになりました。日本語を親切に教えていただいたり、伝統的な料理や食材をくださったり。あ、そのときに私、梅干しが大好きになったんです!(笑)

 

―――日本にいらっしゃったのは、どのような経緯で?

2012年の大学卒業後からシンガポールで約1年間、ベトナムに戻って約2年間、同じグループの国際系ホテルで働きました。仕事は楽しかったのですが、大学で英語を勉強していたことや、外国のお客様と毎日お会いしていたことなどから、「海外で何かにチャレンジしたい」と思うようになったんです。

頭に真っ先に浮かんだのが、ずっと好きだった日本でした。ホテルで働いている間も、日本から来たお客様と話す機会がたくさんあって、「日本に行きたい」という思いが大きくなっていたんです。それで、ベトナムの日本語センターで3か月ほど勉強したあと、2015年、東京の日本語学校に入学しました。

 

―――GPに入社されたのは2022年1月ですね。それまでの約7年間、どのようなお仕事をされていたのでしょうか?

日本語学校に通っていたころは、近くのカフェや、ベトナムで働いていたのと同系列のホテルでアルバイトをして、2016年に面接を経てそのホテルの正社員になりました。就労ビザを発行してもらったのが、そのタイミングです。ホテルには全部で約7年間勤務して、フロントや営業を担当しました。

 

―――異国の地での生活は、大変なことも多かったのでは?

そうですね。日本語学校に通っていたころは、昼まで学校、休む暇なく午後11時までバイトの日々で、正直、結構つらかったです。

家族とは会えないし、友達もいない、そんな中でも学費分は働かなきゃいけなくて、「ベトナムに帰りたいなあ」と思う瞬間もありました。でも、せっかく日本に来たのに弱音を吐いていられないと思って、ポジティブな気持ちで頑張り続けました。

 

―――そこからどのような流れでGPと出会ったのでしょうか?

ずっとベトナムを離れていたので、私の中で「母国とつながれる仕事がしたい」という気持ちが強くなっていたんです。それで転職先を探しているときに、友達がGPの求人を見つけてくれて。ベトナム籍の方の就労サポートをする仕事だったので、私は「これだー!」ってすぐに応募しました。

 

リンダさんにとって衝撃だった「GP」という会社

▲同じ部署の仲間たちと

―――面接の様子は覚えていらっしゃいますか?

もちろんです!面接官は、いまグローバル人材事業部でマネージャーを務める阿南でした。私の思いをたくさん聞いてもらえたし、会社について細かく説明もしてくれて、気が付けば2時間を超えていました(笑)

 

―――GPに入社して驚いたことがあれば教えてください。

いくつかありますが、まず驚いたのが雰囲気です。仕事をするときはビシッとしているのに、普段はカフェにいるかのようにみんなリラックスしていて、私も働きやすいです。

あと、若い人が多くて、みんなが自分の意見を裏表なく言い合っていることにもビックリしました。たとえミスがあっても、それを仲間や上司、社長に直接言って、決してこそこそしない。それが衝撃的だったし、私が好きな部分でもあります

 

―――7年間働いたホテルからの転職に不安はありませんでしたか?

正直、最初は少し不安もありました。自分なりにGPのホームページで事業について調べてはいたのですが、それだけではイメージできない部分もあって。あと、当時の私の中では「働く=スーツ」だったので、みんな好きな服を着ているし、どんな会社なんだろうって思っていました(笑)

 

―――実際に働いてみて真っ先に感じたGPの特徴は?

「やりたいことはやる」「やらないと何も分からない」というように、みんながエネルギーに溢れているところです。GPのそういった部分は、これからも変わらないでいてほしいなあと思います。

 

現在の業務は外国人材と日本企業のマッチング

―――現在、グローバル人材事業部でどのような仕事をしているのでしょうか?

専門技術を持っている外国人を、日本企業とマッチングする事業を担当しています。私の仕事は、面接や履歴書チェックをして企業の採用につなげたうえで、入社手続きやビザ申請など、働くための総合的なサポートをすることです。

以前までは「特定技能外国人」を対象にしていましたが、最近は「高度外国人材(※)」のサポートもしています。
※大学院や大学、短大などを卒業して高度な知識・技術を持つ外国人材

 

―――GPに入社して約1年が経ちますが、特に心を動かされた経験をうかがえますか?

ずっと行きたかったドバイに渡航できたことです。ドバイといえば、貿易における世界的な玄関口で、世界中から数万の商社が集まっている国。私たちはドバイにいるお客様にアポをとって、営業したり、お話を聞いたりしました。

驚いたのは、ドバイのビジネスマンがする営業は、私がこれまでしてきた営業とは全然違っていたこと。ステップ1、ステップ2と細かく順序立てて説明するのではなく、提案を見せてOKかNGかだけなんです。NGであれば、相手のニーズに合わせてすぐに修正をするし、スピード感が全然違うんですよ。価値観や考え方が広がって、とても良い経験になりました。

▲ドバイで開催された展示会にて

―――リンダさんは営業がお好きなんですね。

大好きです。お客様と会ったり、何かを提案したり、人とコミュニケーションを取ること自体が好きなんだと思います。一緒に飲みに行けばわかるかもしれません(笑)

 

―――お話を伺っていると、リンダさんがお仕事を楽しんでいることが伝わってきます。

楽しんでますよ!元々私は笑うことや話すことが好きなのですが、GPで仕事をしていると、ストレスは全然溜まりません。例えば、私がムスッとした顔をしていて、隣の席の人に「リンダさん大丈夫?」なんて言わせたくないですしね。

 

―――仕事をしていて悔しいと思う瞬間などはありますか?

はい、日本で仕事を探す外国人材の中には、「お金」を第一に考える方もいることです。「その人がどんな技術を持っているのか」「日本語がどのくらいできるのか」。それらを差し置いて「お金がほしい」とだけ言われても、企業とのマッチングは難しいんですよ……。説明しても理解してもらえなくて、悔しく感じることがあります。

 

ベトナムにGPの現地法人を立ち上げたい

▲夢の実現に向けて、日々学び続けている

―――リンダさんが仕事において大切にしている価値観があれば教えてください。

「仕事するときは仕事する」「終わったら遊ぶ」というように、メリハリを付けることです。もちろん、人間だから忘れることもあるし、つらいときもある。だけど、そのときの私なりに100%頑張るようにしています。「明日でいいや」ではなくて、今日できることは今日終わらせるのが好きです。

 

―――チャレンジ精神に溢れているリンダさんですが、GPでの展望はお持ちですか?

もちろん!「GPを日本だけで終わらせるのはもったいない」と思うようになって、ベトナムのハノイやホーチミンでGPの現地法人を立ち上げたいんです。今の仕事のような形で、日本人をベトナムの企業とマッチングできたらいいなあと思っています。

この思いは社長の山本にも話していて、「いいね」と前向きな返事をもらっているんです。今は立ち上げまでの計画を固めながら、準備を進めています。

 

―――「何年以内に達成したい」といったビジョンはありますか?

3年以内です。実は今、ベトナムに法人を持つ日本企業を訪問して立ち上げの過程をうかがったり、私の考えに共感してくれるベトナム人、あるいはベトナムに詳しい日本人を探したりもしています。

「GP・ベトナム社といえばリンダだよね」。近い将来、周りの方々からこう言ってもらえるように、私はチャレンジを続けます!


 

取材後記

インタビューの日がベトナムのお正月だったこともあり、母国からオンラインで対応してくださったリンダさん。画面越しであることを忘れてしまうほどの明るさでお話ししていただきました。

大変な経験もすべて自分の糧にして、笑顔を絶やさない。まさに太陽のようなリンダさんは、これから歩んでいく道も明るく照らし続けるのではないでしょうか。ベトナムでGPの陽がさす日を、楽しみにしていたいと思います。

 

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