グローバルパートナーズの「グローバル人材事業」は、外国籍人材と企業のベストマッチングで未来を創造する

パープル

written by 紺野天地

グローバルパートナーズ株式会社(以下、GP)は、「若者と企業と世界をつなぐ」の下、日本のGDP向上を目指して国内外でビジネスを展開しています。

GPの主軸事業の一つである、外国籍人材と日本企業のベストマッチングを実現させるグローバル人材事業。マッチング数は国内トップクラスです。

事業責任者を務めるチュア・アリサ・メイさんは、2019年の入社から一貫してグローバル人材事業部に在籍し、事業の成長と共に歩みを進めてきました。情熱を胸に日々奔走しているアリサさんに、仕事のやりがいや同事業の意義、これからの展開について伺いました。

※インタビューは2023年6月に実施

チュア・アリサ・メイさん

チュア・アリサ・メイさん

2015年08月 インターン
2019年05月~ 入社 グローバル人材事業部に配属
2019年10月 リーダー昇格
2020年10月 一般に降格
2021年04月 サブマネージャーに昇格
2022年01月 マネージャーに昇格
2023年04月 副統括に昇格

中学生の頃に家族で日本に移住。大学3年時にGPでインターンシップを経験し、卒業後は都内の国際系ホテルで2年間勤務する。その後、「経営について学びたい」「外国籍の人材が日本で活躍できる土壌を作りたい」との思いからGPに転職。
外国籍人材がブルーワーカー(現場系の労働者)と見なされやすい現状を打破すべく、企業のグローバルシフトを目指して仕事に取り組んでいる。いつも明るく、GPの太陽的な存在でもある。

目指すは「国内企業のグローバルシフト」

―――はじめに、事業内容について教えてください。

グローバル人材事業は、外国籍人材と日本企業をつなぎ合わせる事業です。人材を企業に紹介したうえで、「将来的に決裁権を持てる」「役員になる」なども視野に置き、その人材が輝ける環境づくりも含めて継続的にご支援します。

現状の日本では、外国籍人材が採用された後、下働きで身をけずって数年で帰国してしまうケースが多いんです。私たちの役割は、家族のような温かみを持って人材を雇用してもらうこと。そして、企業に「雇用して良かった」、人材に「ここで働けて良かった」と思ってもらうことです。

 

―――年間のマッチング数は?

約1,000人です。当社調べで、同業界では国内トップクラスと認識しております。

 

―――どのようなお客様が多いのですか?

中小企業の社長様が中心です。今後は、IPO準備会社や上場企業も増やしていきます。

 

―――この部署が立ち上がった経緯をお聞かせください。

より多くの国内企業がグローバルシフトして、日本市場から世界市場に飛び出してほしい。この思いを実現させるために立ち上がりました。

少子化が進んでいる現在、日本企業が成長するには、外国籍人材の受け入れや事業の海外展開が必須です。現状を打破するために、私たちは「人材」に焦点を当てながら、志を持った企業の成長をご支援しています。

 

―――現在、新規事業も進めていると伺いました。

そうなんです。次の日本をリードする100人の社長と、次の日本をリードする若者のマッチングプラットフォームを構築して、雑誌の発行やイベントなども展開していきます。

この事業は、社長と積極的な求職者をつなげるサービス『社長メシ』で有名な、株式会社ユナイテッドウィルさんとの共同事業です。参加は応募審査制で、当社は企業の誘致や選定を担当します。

 

―――イベントの開催日は?

2024年4月を予定しています。「5年後に100億目指します」というような、勢いのある企業からの応募をお待ちしています。

 

「人材」の事業だからこその“面白み”と“難しさ”

―――アリサさんが思うこの事業の面白さは?

「人」に関する事業なので、お客様の心を動かす、あるいは私たちが動かされる場面が多いことです。外国籍人材に対して、固定観念を持つ方もいらっしゃいます。私たちがお客様を訪問してお話する中で「当社でも受け入れたい」と、ポジティブな価値観に変わっていくときは嬉しいです。

 

―――「外国籍人材について考えるきっかけ」を生む仕事でもありますね。

そう思ってます。ただ、大事なのはそこからです。「良かったのは出会いだけだった」とならないよう、人材・企業の双方が満足できる関係を築く必要があります。

私たちのベースにあるのは、「家族みたいに受け入れてくださる企業様とご一緒したい」という思いです。テレアポや商談の時点で違和感を感じた場合、私たちからお取引を断るケースもあります。

―――「人」に関わるには、難しさもありそうです。

私たちは外国籍人材と企業の間に入るような立場なので、双方のニーズを汲み取るのが難しかったりしますね。新型コロナウイルス感染症のような外部要因によって、事業が滞る可能性もありますし。

実際に、コロナ禍で飛行機が飛ばなくなって配属が遅れ、クレームを頂いたこともありました。「予測できないことが起こる」というのが、面白さにつながる場合もあるんですけど。

 

―――将来的に、紹介した人材が外国と日本の架け橋になったら嬉しいですね。

そうですね。すでに、それを感じることがあるんです。例えば、インドネシア出身の方を紹介した企業が「インドネシアを視察したい」「インドネシアに会社や学校を作れたらいいな」と言ってくださったり。

日本で働く外国籍の方々って、恩返しの気持ちが強い人が多いんですよ。だから、信頼関係さえ築ければ、企業にとっても、人材にとっても、その先に大きな可能性があると思います。

 

―――人材からの声で印象に残っているものは?

たくさんありますが、「日本に来れて良かった」「日本で働く機会を与えてくれて嬉しい」などでしょうか。

20歳前後の若い人材を紹介することが多いので、みんな何かしらの不安を抱えながら日本に来ています。中には、わが子を送り出すために借金した親御さんもいらっしゃるはずです。そういったバックグラウンドを考えると、感謝の言葉が1番嬉しいです。

 

グローバルなメンバーが揃い、活力に溢れる雰囲気

―――グローバル人材事業部は、新入社員の基礎作りの部署でもあるそうですね。

そうなんです。基本的に、新入社員は最初にグローバル人材事業部でテレアポを担当して、営業の知識やスキルを身に付けます。そこから同事業部に定着したり、本人の希望や能力を踏まえて異動したりします。定着した場合、2年目からは追加案件や紹介案件が増え、より貢献できるようになります。

 

―――部署内はどんな雰囲気ですか?

平均年齢が20代中盤と若く、各々が仕事に対して信念を持っているので、とにかく活気があります。

外国出身、あるいは外国にルーツを持つメンバーが多いことも特徴です。「え!?」って驚くぐらい考え方が違うこともありますが、それが思わぬ発想につながるので楽しいんですよ。

 

―――働くうえでどんな人が向いてると思いますか?

柔軟性がある人でしょうか。周囲の変化に合わせて対応するので、事業の流れや商材がその都度変化します。それこそ、コロナ禍のように外的要因も受けやすい仕事ですし。

あとは、積極性がある人です。GP全体が集団成功主義であり実力主義なので、「チームで勝つ!」「もっと上を目指したい」という気持ちがある人ほど活躍できると思います。

 

―――成長するうえで大切なことは?

個人的には、自分なりのビジョンを持つことだと思います。

私自身、入社から1年半ほど結果を出せなかったんです。自分はセンスがあるタイプではなくて、努力し続けてやっと目的を達成できるタイプ。ここまでやってこられたのは、「外国籍人材に対する見方を変えたい」というビジョンをブレずに持ち続けてきたからだと思っています。

コツコツ前向きにやることも大事です。ジェットコースターのような上げ下げはあるけれど、努力を続ければ、気付いたらできなかったことができるようになっています。

 

他社と共に成長するには「所属が分からないくらいが良い」

―――部署として目指す姿は?

一番の目標は、部署設立のきっかけでもある「企業の考え方をグローバルシフトすること」です。そのためにも私たちは、お客様の未来を見据えたうえで人材を紹介する、お客様企業の人事部員のようなポジションになれたらと思っています。

 

―――今後の事業展開についてお聞かせください。

「人材」は、あくまで企業が持つ悩みの一つです。もし集客でも悩みがあれば、当社の別サービス、あるいはアライアンスを組んでいる他社を紹介する。そんなふうに、お客様がビジョンを実現させるためにフルサポートしながら、共に成長できる関係性を作りたいです。「自分がどの会社のどの事業部の所属なのか分からない」という感覚になるくらいが理想だと思っています。

 

―――これから入社する方に向けて、メッセージをお願いします。

この事業やGPを私たちと一緒に盛り上げてくれる方であれば、誰でも大歓迎です。グローバル人材事業部には個性豊かなメンバーが揃っていて、学べることがたくさんあります。テレアポ未経験でも、頑張りたいという強い意思があれば問題ありません。ぜひ、私たちの仲間になってください。
 

取材後記

建設現場や飲食店、小売店。街中で外国籍の人材を見ることは増えましたが、どこかで「外国籍人材=ブルーワーカー」という認識を持つ人は少なくないと思います。私自身、心の端にそういった気持ちがあったかもしれません。

しかし、今回のインタビューを通して、外国籍人材は今後の日本を盛り上げる存在になることを実感しました。真っすぐな目で思いを語っていたアリサさん、そしてグローバル人材事業部がつないだ人材が、大きく羽ばたいていくのを楽しみにしています。

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