約半年前、社長になりました。「チームエフコム」のNEWリーダーが目指す会社の未来とは

レッド

written by 斉藤彩

福島県に本社を置き、お客様のニーズにお応えする幅広いICT関連サービス・製品を全国に提供している株式会社エフコム様(以下敬称略)。

昨年12月には「子育てサポート企業」として厚生労働大臣から『くるみん認定企業』に認定されました。子育てと仕事を両立という現代の課題にも向き合い、社員が働きやすい環境を考える、思いやり企業。

2021年6月に代表取締役社長に就任された斎藤様が考える会社の魅力や、「チームエフコム」の目指す未来について、お話を伺いました。

インタビュイー:斎藤 正弘(さいとう まさひろ)様

インタビュイー:斎藤 正弘(さいとう まさひろ)様

1986年4月株式会社エフコムに入社。2013年にはグループ会社である株式会社エフコムマーケティングに出向と同時に同社の常務取締役に就任。2016年に同社の専務取締役就任を経て、2019年にエフコムの常務取締役に就任。2021年6月に代表取締役社長に就任し現在に至る。

好きな本は小説やビジネス書。休日は趣味のドライブ、料理、DIY、ガーデニングなどを楽しむ。

 

悔いのない人生を送るために「働く」

ーーー斎藤様がエフコムの社長に就任されるまでのご経歴を教えてください。

就職を考えた時に「これからはコンピュータの時代だ」と思ったんです。私は地元思考が強かったので、福島圏内の情報処理系企業を志望しました。

1986年4月にエフコムに入社し3年後、希望していた営業職に就くことができました。新規顧客の開拓や新ビジネスの立ち上げを担当していたんですが、当時はまだ実績やノウハウが無い業種のお客様との商談もあって、その業種の専門用語が理解できなかったり、どのようなシステムが良いのか分からなかったり、手探りの状態で苦労して提案書を作成しては、期限ギリギリで提出する…といった苦労話や失敗談は尽きません。

代表になって約半年が経って、会社の41年の歴史と400名の社員、そしてその家族の皆さんのことを考えると改めて責任の重さを感じています


ーーー入社から社長就任までに色々なご苦労があったんですね。それでも今まで続けてこられた理由や仕事の面白み、醍醐味はどんなところにあるんでしょうか。

仕事をする上で何よりも励みになるのは、サービスを利用されているお客様からいただく感謝の言葉や社員へのお褒めの言葉ですね。お役に立てたことを実感できて、大変嬉しく思います。

また目まぐるしく変容する社会の変化に対応するために不可欠なデジタル技術を、ICT企業としてサービスを提供できること。それが私たちの仕事の醍醐味ですね。


ーーー少し硬い話題になりますが、エフコムのICTシステムとは、どのようなお客様に提供しているサービスなんでしょうか。

私たちのお客様は、官公庁や自治体、医療機関、介護施設、小学校〜大学の学校機関、そして民間企業です。

そのお客様にICT総合サービス企業として、公共・医療・文教機関、および民間企業分野のソリューション・SI(システムインテグレーション)・パッケージソフトの開発から運用・保守まで一貫したサービスの提供や、福島データセンターを基盤としたクラウドサービス、アウトソーシング・BPOサービスを提供しています。


ーーーなるほど…。もう少し噛み砕いて説明していただいてもよろしいでしょうか?

例えばスマホで撮影するだけで名刺をデータベース化できるシステムだったり、施設の予約から請求処理までを一括でできるシステムだったり。今まで時間や労力がかかっていた業務を効率化するためのシステムを導入するところから、実際に使用する際のサポートまでを行っています。

例えば医療分野だと、患者さんの診療情報を管理できる電子カルテシステムだったり、教育分野で言うと、生徒の情報や教員間の連絡事項など、学校運営にまつわるあらゆる情報を一括で管理できる校務支援システムだったりと、分野ごとにもさまざまなサービスがあるんです。

このようなサービスを、自社営業とエフコムグループ各社との連携や、富士通グループ様や協業パートナー様とのアライアンスで全国的な営業を展開しています。

 

「人財」が何よりものおダシ

 

ーーー斎藤様が考える会社の「おダシ(魅力)」をこっそり教えてください。

間違いなく、個性豊かな「人財」が会社の魅力ですね。
重要な経営資源である「人財」の育成においても、様々な取り組みをしています。

外部の研修・教育受講に加えて、社員自らが講師となる「エフコム塾」という社内塾を定期的に開催しています。これはチームで成長するための取り組みのひとつです。

例えば、健康やキャリアデザインを学ぶ「エフコムスマイル塾」、ヒューマンスキル向上のための「こころ塾」もあれば、イノベーションの創出に挑戦する「FCOMイノベーター育成塾」など多岐にわたる塾を開催し、ICT技術や管理スキルだけではなく「人間力」向上にも努めています。
やっぱり基本は「人」と「人」ですから。


ーーーエフコムにはどんなタイプの社員が多いですか?

実直で責任感が強く、自分の強みと弱みを理解して自分の持つ力を発揮できる社員が多く在籍しているように感じます。

実際のところ、目的意識を持って、自ら考え行動できる人たちは社内で活躍が目立ちますね。


ーーー約400名の「全社員が一丸となって取り組む」ために工夫されていることがあれば教えてください。

親睦会主催で各種イベントを開催して、社員の交流を深める機会を作っています。
また社内報を月1回若手社員が発刊しているんですが、その中で経営者の想いや社内イベント情報を掲載したり、社員の結婚・出産などの嬉しい話題も共有したりもしています。

社員ひとり一人と話すことは難しくても、想いを共有したり、嬉しい話題は一緒に喜んだりとチーム一丸となるための工夫は大事にしたいですよね。
「チームエフコム」の精神!

 

働きやすい・働きたい・働きがいのある「100年企業」を目指して

 

ーーー斎藤様自身にとって「働く」とは?

自分自身の成長や目標達成のため、それから少しでも社会に貢献して、悔いのない人生を送るための行動だと考えています。


ーーー斎藤様が「働く」上で大事にしていることは何ですか。

エフコムの経営理念でもある「お客様と共に感動を創造する」ことですね。

エフコムは1980年に設立以来、お客様に支えられながら多くの経験と知識を蓄え成長し続けることができました。これからもお客様と一緒に成長し続けたいと思っています。


ーーーこの先、どんな方が「チームエフコム」の一員になってほしいとお考えですか。

エフコムは常に革新と進化にチャレンジしながら、有用かつ有益な製品とサービスを提供する会社です。そのために必要な、向上心・チャレンジ精神・自己管理能力を持った方がチームの一員になってもらえたら嬉しいです。

私たちの会社では、自己啓発や自立型人材の育成を目指す取り組みも行っているので、入社してから更に「人間力」が増して魅力的になったな、と感じる社員がたくさんいますよ。

もう一つ付け加えると、聴く力・伝える力・考える力といった、コミュニケーション能力を持っていることは、どんな仕事をするにしても重要な要素となってくると思います。


ーーーインターンシップや説明会では、実際どのようなことをするのか教えてください。

インターンシップでは、システムエンジニアと一緒に実業務を体験できます。
また説明会では経営者や若手社員との交流の時間を設けたり、社内を撮影して職場の雰囲気を感じて貰えるようなことをしています。

今はコロナ対策のためにインターンシップも説明会もWEB上で実施することが多く、直接会って交流できないことが残念ですが、様々な工夫を凝らして会社のリアルを伝えていきたいですね。

面接に関しては、ひとり一人の魅力を引き出せるように、集団面接ではなく個別面接を徹底しています


ーーー最後に、エフコムをどんな会社にしていきたいですか?

ICTの技術革新に積極的にチャレンジして、持続可能な社会の実現に向け様々な社会課題と向き合い、社会が求める安全・安心なICTソリューションを未来志向で提供し続けたいと考えています。

 「働きやすい・働きたい・そして働きがいのある会社」そして、「100年続く企業」を目指していきたいですね。

 

ーーー斎藤様ご自身の想いから会社の未来について、素敵なお話をありがとうございました!

 

会社情報

社名:株式会社エフコム
所在地:福島県郡山市
https://www.f-com.co.jp/

 

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