好きな仕事からワクワクする仕事へ。立ち上げ参画メンバーが語る本所建設の未来

ピンク

written by 斉藤彩

大阪府を拠点とする創業47年の建設会社、株式会社本所建設。『唯一無二』という理念を体現するかのように、ドローン事業、e-sports事業、コオロギ養殖事業など、建設業の枠を飛び越えたさまざまな新規事業を立ち上げています。

「自分にしかできない仕事をしたかった」

そう話すのは、新事業の立ち上げに携わる入社3年目の社員、溝端春乃さん。
建設業界も事業立ち上げも未経験だった溝端さんが本所建設に入社した理由とは。立ち上げフェーズならではの仕事の醍醐味や、本所建設という会社のリアルな姿まで、包み隠さずお話しいただきました。

本所建設に興味をお持ち方や、事業の立ち上げに関わりたい!という方は必見です!

インタビュイー:溝端 春乃(みぞばた はるの)さん

インタビュイー:溝端 春乃(みぞばた はるの)さん

和歌山県岩出市出身、29歳で転職を機に大阪へ。
中学時代からハンドボール部に所属し、高校では県内二番手の強豪校に進学。部活漬けの日々を過ごす。
卒業後も社会人チームに所属するほどのハンドボール好きで、本所建設に入社する前は約7年間スポーツクラブのインストラクターとして働いていた。

<メンバーの目に映る"溝端春乃"はこんな人>
思考が停止し目が点になると、今日は業務終了の合図!
常にひたむきなその姿に、心打たれる社員は数知れず。
関わる相手を皆ファンにしてしまう、陽の魅力に溢れたムードメーカー!

インタビュアー:五十嵐 清美(えがちゃん)

インタビュアー:五十嵐 清美(えがちゃん)

「働くかっこいい大人を増やす」をビジョンに掲げる、インビジョン株式会社の営業担当。 大阪生まれ、大阪育ちの生粋の大阪人。

 

立ち上げ真っ只中!事業拡大の先に本所建設が作りたい未来とは

 

ーーー元は建設会社として始まっている本所建設さんが、こんなにもさまざまな事業を展開されているのはどうしてなんですか?

常務がよく言うのは「300年、400年続く会社になるには、従業員が何人になっても想いを実現し続ける会社でいなければいけない」ということ。「自分たちにしかできない仕事をしたい」という同じ志を持った仲間が増えたときに、建設業だけではその思いを叶えきれないと思うんです。

「新しいスキルを身につけたい」「経験したことのない職種を経験したい」という思いが芽生えたとき、多くの人は転職を考えると思います。だってどんなに会社の目指す未来に共感していても、やりたいことができない環境に居続けるのは苦しいじゃないですか。

だけど「本所建設にいたらどんな職業にもなれる」というくらい色んな事業をやっていれば、転職ではなくジョブローテーションで希望を叶えられると思いません?
まとめると、志が同じ仲間と一緒に長く走り続けていくため、ですかね!

もう一つ、常務が「こんなところとコラボしたら良いものができそう」っていう風に、どんどん新しい取引先との関係性を築いてきてくれるから、というのも大きいと思います。

 

ーーー「志が同じ仲間」や「何かいいものができそうな取引先」という心強い方々と共に、どんな会社を目指してるんですか?

理念で掲げているように、『唯一無二』の会社になること。「本所建設にしかできひんな」っていう事例をたくさん作りたいんです。世間の人が「○○と言ったら本所建設やな」と思い浮かべるような共通認識をどれだけ作れるか。「他社でもできるんであればやらん方がマシ」っていうくらい、「うちやからできること」を渇望してますね(笑)

例えば今で言うと、食用コオロギの養殖に取り組んでいて。「全自動の食用コオロギ生産工場を作れるのは本所建設だけだよね」みたいな。自社内に知識があるのももちろんだけど、専門知識を持ったパートナーと協業してるからできることもあったりするんですよ。ゆくゆくは全部内製化して「本所建設にしかできひん」っていう事例を自社で増やしていきたいです。

 

ーーー実際に新規事業を行っている中で、やってよかった!と思う出来事はありましたか?

ドローン事業を立ち上げたばかりの頃、空撮の鉄塔点検案件が回ってきて、あるスタッフがドローンを飛ばしに行ったんです。でもスキル不足で、お客さんから不安がられてしまって。「私たちの本業は建設なので、ドローンの技術力はまだ低いんです」なんて、プロと名乗ってお金をいただいている以上言えないじゃないですか。

それを受けて常務が「本気でやりたいやつだけ挙手してくれ。でもやりたいと言ったんなら何が何でもちゃんとやれ」と檄を入れたんですよね。常務の言葉を聞いて怖気づいた社員もいたと思うんですけど、一人のベテラン社員さんが「私やりたいです」って声を上げてくれたんです。それがすごく嬉しくて。

建設の総務をされていて、何十年も本所建設にいるベテランさんなんですよ。今みたいに若い人もいないければ、いろんな事業をやっているわけでもないっていう時代から何十年も総務一筋でやってきた人が、自分から「やりたい」って声を上げるのって、すごいことじゃないですか?

普段は物静かでおっとりとした性格の方なんですよ。どんだけ勇気がいったんだろうって思うと衝撃でしたね。休みの日にドローンを飛ばしてみたりしてるらしくて、好きだからこそ名乗り出てくれたんだなって分かって、「"これ"をたくさん作るのが新規事業メンバーの仕事だ!」って思いましたね。

私たちが「今度はこんなことやるよ」って伝えて、社員の誰かから「やりたい」って声が上がるような、そんな状態。こちらから「向いてると思うんだけどやってみる?」って聞くんじゃなくて、みんなの方から「やってみたい!」って手を挙げたくなるようなものがたくさん用意できたらいいなって。それに気付かせてもらった日でした。

 

求めていたのは、変化のある日々と唯一無二の仕事

 

ーーー溝端さんは本所建設のどんなところに惹かれて入社を決めたんですか?

本所建設の前は和歌山のスポーツクラブで働いてて。会員さんやお子さんとワイワイお喋りしたり、閉館してからテニスコートやプールで遊んだり、体を動かすのが大好きな身からしたら好きなことを仕事にできてる感覚でした。
でもふと、楽しいけど代わり映えのしない日々に危機感を覚えて。30歳手前にして、新しく学ぶこともない環境にずっといるのは違うなと思って転職に踏み切りました。

とはいえ、ずっと同じことするのは嫌だし、突っ立ってるのも嫌だし、座ってるだけなのも無理だし…。誰でもできるような仕事はしたくない!…って選択肢を絞っていったら、「現場や!」ってひらめいて

今は増えてきたけど、女性がそもそも珍しい業界の中で、30手前未経験。同じような道を選ぶ人はなかなかおらんやろ!って思って施工管理の派遣会社に入ったんです。そこで1ヶ月くらい建築の基礎を学んで、縁あって本所建設に入社しました。

「どうしても本所建設で働きたい!」みたいな運命的な出会いではなかったんですが、常務が面接で話してくれた「他責はダメよ」「自分の仕事は責任持ってやり遂げること」「仲間のために汗流せる人が集まるチームにしたい」っていう価値観に共感して。…共感というか、チームプレーの競技をずっとやってたので、「そんなん当たり前やろ!」っていう気持ちで入社を決めましたね(笑)

 

ーーー最初は現場で入社されてるんですね!そこから今の立ち上げポジションに変わった経緯を教えていただけますか?

1年半〜2年くらいは現場に出てましたね。未経験で何もわからなかったけど、協力業者さんと一緒に現場に行って、職人さんに教えてもらいながら仕事を覚えて、って感じで。現場の人たちも好きだったので、一つの現場を自分で回せるようになるまでは現場にいたいと思ってたんですが、連日常務に「この先もずっと土木の現場監督したい?」って質問されるんですよ。

理由を聞いたら「本所建設は形を変えていかなあかん」と。「いろいろ新規事業をやりたいからちょっと手伝ってくれへんか」っていう話をしてくれたんです。

やったことがないことに、変化のある毎日。まさに自分が求めていたことだったので、先のことは何も見えてなかったけど「できます」と返事をしてました。
”自分がどれだけできるのか”もそうだし、”会社がどうなっていくのか”を見たいという気持ちが強かったです。
 

一人の仕事でも、独りじゃないと感じられる

 

ーーー本所建設ってどんな会社?を溝端さんのお言葉で説明していただくとすると、どんなキーワードが思い浮かびますか?

年齢も経歴もタイプも全く違う人が集まっている会社なんですが、共通しているのは「自分たちがやってやる」っていう唯一無二へのこだわりと、「お客さんが求めていることに対して全力でやり切る」っていう責任感が強いところですかね。

 

ーーー社員さん同士の関係性はいかがですか?

仕事をしてたらハプニングってあるじゃないですか。そういうときにみんなが寄ってたかって分担してくれて、終わるまで手伝ってくれるんです。「自分の仕事は終わったので帰りますさよなら」って人がいないから、何か問題が起きて夜遅くなったりしても嫌な気持ちにならないんですよね。

 

ーーーうわー、めっちゃいいお話ですね。素敵な方が多いんだろうなぁ。

こんな社風になっているのは常務の存在が大きいと思ってて。ぱっと見冷たく見えるんですけど、誰よりも人に熱いのは常務だってみんなが思ってます。

誰かが発したちょっとした言葉やふと見せる表情なんかを、どこまで見てるんやろってくらい見ててくれてて。年齢や経歴じゃなく、社員の人間性を見て、目線を同じにして話してくれる常務がいるから、相手のことを思った行動ができる人が集まっているんだろうなと思います。
 

このワクワクを、仲間と共に

 

ーーー今の体制でこのまま突き進んでいったら、『唯一無二』の会社になれそうですか?

正直、今は実現度10%くらいですね。100%は一生来ないんじゃないかな。どんだけ増えても永久に増やし続けると思うんで(笑)

 

ーーー100%に近い状態になってるとき、本所建設はどんな会社になってると思いますか?

社員数は日本で一番多いんじゃないか、くらいになってるだろうなとよく想像してます。各都道府県に事業所があって、「本所建設がなくなったら日本やばいんじゃない?」みたいな。そんな会社になれたらすごいことやなって思いますね。

 

ーーー理想の状態になるために、今乗り越えたい課題はありますか?

人が少ないのを除くと、コミュニケーションが足りてないのは課題だと思いますね。みんな現場に出てるからしょうがないとは思うけど、もっと社内の行事みたいなものを増やしたいなって思ってるところです。

仲は良いんで、しょーもないことなら喋るんですけど、会議のような場で意見を出す人がいないんですよ。意見が欲しい場でどよーんとなってしまうのは変えていきたいですね。

 

ーーーそういった雰囲気を変えていくためにも、新しい方を採用していきたいですよね。
溝端さんはどんな仲間と働きたいですか?

やっぱり楽しくやりたいんで、「どうしよう」「間に合えへん」ってときほど「とりあえずやってみよう!」って言ってくれるような人かなぁ。
特に新規事業なんて誰も正解を知らない取り組みばかりなので、どうしよどうしよって立ち止まってる時間がもったいないんですよ。

よく「やりたいことがないから」って動けない人いるじゃないですか。正直私だって「これをやりたい!」みたいなものはないんですけど、ないからって面白くないわけじゃなくて。
やりたいことが決まってる人はかっこいいなと思うけど、決まってないことも悪いことじゃないと思うんです。

「これしかない!」っていう状態じゃなくても、本所建設の取り組みになんかワクワクしてくれたり、みんなで仕事をすることに楽しさを感じてくれるような人が来てくれたら嬉しいです。

 

ーーー本所建設さんには「やってみるか!」っていう前向きな方が多いイメージがあります。この先も一緒に前進してくれる仲間が増えますように!
 

取材後記

『建設×○○』の掛け合わせで次々と事業を増やしている本所建設様。目まぐるしく変わる日々の中でも、「みんなでつくり上げていくのが楽しい」と笑う溝端さんは、まさに『働くかっこいい大人』でした。

半年後や1年後、その先の本所建設がどんな姿を見せてくれるのか。きっとまたその時々で、ワクワクするお話をしてくださるんだろうなと想像が膨らみます。
溝端さん、今日はありがとうございました!

 

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