未来を担う挑戦者の“時間・体力・気持ち”を支えたい──IGNITIONが届けるスーパーフード・CARPONIXとは

レッド

written by ダシマス編集部

株式会社IGNITION

「世界で戦える人材を育成する」というパーパスを掲げる株式会社IGNITION(以下:イグニション)。設立メンバーは、全員がレスリング日本一の経験者。彼らはレスリングを通じて様々な世界に行き、日本の魅力を再発見すると同時に、この国の”弱点”にも気がついたといいます。

同社が手掛ける4つの事業は環境、健康、障がい者支援、そして教育。一見バラバラに見える4つの事業は相関し、「世界で戦える人材を育成する」を実現するため日々成長・拡大しています。

そのなかの一つが「CARPONIX(以下:カルポニクス)」。挑戦者たちの“時間・体力・気持ち”を支えることを目指して開発されたスーパーフードです。今回はイグニションCOOの大坂昂(おおさか あきら)さんに、カルポニクスに込めた思いや、イグニションが目指す未来についてお話を伺いました。

「イグニションってどんな会社なの?」「なんか大坂さん、SNSでよく見かけるけどどんな人なの?」と気になっている方はぜひ最後まで読んでみてください!

COO 大坂 昂(おおさか あきら)さん

COO 大坂 昂(おおさか あきら)さん

1991年生まれ、秋田県出身。秋田商業高校、早稲田大学卒。全日本選抜選手権など通算12回タイトルを獲得。東京オリンピック出場を目指すも怪我で引退。社会に出た後、大手企業に就職するも夢を語る大人の少なさに違和感を感じ、ベンチャーに転職し2021年に起業。

社会貢献と未来への投資を循環させる。IGNITIONが手掛ける4つの事業

──まずはイグニションの事業内容について、教えてください。

環境・健康・障がい者支援・教育という4つの事業を手掛けています。

具体的には、アクアポニックス(循環型水耕栽培)という農業システムを運営し、企業への導入支援も行っています。アクアポニックスは、魚を育てた水で野菜を育てる仕組みなのですが、みなさんもよく知る大手企業との実証実験も始まり、着実に事業を広げています。

 

こうしたアクアポニックスで高麗人参を育て、それをカルポニクスという商品にし、販売しています。この高麗人参の生産や発送などの業務を、就労継続支援B型事業所を利用する障がいを持った方々に依頼し、収入向上にも取り組んでいます。

そして教育ですが、現在、千葉県の袖ケ浦市でレスリングスクールを運営しており、47名(2025年1月時点)の子どもたちが通ってくれています。実は、当社の役員全員がレスリング日本一の経験者なんです。一見華やかな経験に聞こえるかもしれませんが、皆、スポンサー企業との関係や怪我での引退、将来のキャリアに悩んだ経験を持っています。

今、スクールに通ってくれている子どもたちは、もしオリンピックを目指すとしたら2036年のオリンピック選考会が1つの目標になります。将来、子どもたちが選考会に挑戦するためには、競技を続けていくための資金や、引退後のキャリア支援といったことが欠かせません。

私達が経験してきた苦労を、子どもたちにしてほしくない。そうした思いがあるからこそ、競技資金やキャリアをサポートできる体制を、10年以上かけて作り上げていこうとしているところです。

私たちが目指しているのは、社会貢献と未来への投資が循環する仕組みづくりです。各事業で得た収益を子どもたちへの投資に回し、その子たちが社会に出た時に活躍できる人材として育成していく。そんな循環を生み出したいと考えています。

──その循環の仕組みは、最初から計画されていたのでしょうか。

結果として今の形になっていますが、最初からこの形を目指していたわけではありません。

私たちの原点は、レスリング選手としての経験にあります。競技を続ける中で「お金がないと、やりたいこともできない」という現実に直面してきました。例えば、私たちが大学で指導者をしていた時期は、ほぼボランティアのような状態。そこで強く感じたのは、資本主義社会の中で、いかにして「目標を追いかけること」と「お金が循環すること」を両立させるかという課題でした。

目標に向かって挑戦したい人や場所に、しっかりとお金が回る仕組みをつくることが必要である──。どうすればいいか考えていく過程で気付いたのは、全ての課題が「教育」、つまり「人」につながっているということでした。AI社会と言われる今だからこそ、AIを動かすのも人である以上、人材育成は重要です。そのために必要な事業を、1つひとつ丁寧に積み上げてきた結果、今の循環する事業形態にたどり着きました。

 

全ての社会課題は人につながる。だからIGNITIONが人を育て、この国を強くする

──イグニションという会社をひと言で表すとすれば、どのような会社でしょうか。

私たちは“人材育成会社”だと思っています。先程のAIの話ではないですが、どんな事業も結局は「人」で成り立っているからこそ、人材を育てていくことがもっとも重要だと考えているからです。

だからまず、レスリングスクールでは子どもたちに目標達成を経験してもらう。レスリングという手段を通じて、社会に出た時に日本のため、世界のために貢献できる人材を育成することが、今後の日本、そして世界を見たときに重要になってくると考えています。

アクアポニックスや高麗人参事業、障がい者支援についても、日本の現状や社会課題を踏まえた上で、「こういうことをやらなければいけない」という使命感を持って取り組んでいます。そして、こうした取り組みを伝えていくことも私たちの重要なミッションです。それも一種の啓蒙活動であり、教育だと考えています。

──「挑戦を続けられる社会」、「お金が循環していく仕組み」。こうした未来を実現するためにも、イグニションはどういったことを実現していこうと考えていますか。

率直に言うと「国力を上げる」ということ。なんだか大きなことを言っていますが、私たちの素直な思いです。

これも、レスリング選手時代の経験から感じたことです。日本の代表選手として、ロシアやウズベキスタン、カザフスタンなど、日本人があまり訪れない国々を数多く訪問する中で、日本の素晴らしさを実感しました。例えば、ある国では飲食店のトイレは床に穴が開いているだけ。シャワーの水も口に入れてはいけない。そんな経験を通じて、日本の街並みの美しさや整った生活インフラの価値を強く感じたんです。

しかし一方で、現代の日本では自己肯定感の低さやSNSでの誹謗中傷による悲しい事態も起きています。さらに、高齢者1人を支える現役世代の数は年々減少し、私たちの世代が60歳になる頃には、1人の若者が1人の高齢者を支える時代になる。これほど素晴らしい国なのに、次世代に厳しい未来を背負わせることになってしまうなんて嫌じゃないですか。だからその状況を変えていきたいんです。

 

挑戦する全ての人へ。スーパーフード・CARPONIX

──4つの事業の循環によって、最終的には国を強くしていく。そんな理想を実現するための肝となる事業の1つが、スーパーフード・カルポニクスですね。まずはどんな商品か教えてください。

カルポニクスは、高麗人参を粉末にしてカプセルに加工したものです。高麗人参は味が独特なので、カプセルにすることで多くの人が飲みやすくなると考えました。

アクアポニックスで栽培した高麗人参を、干す・蒸すの工程を9回繰り返すことで、高麗人参の水分が抜けて、全体の重さが20%くらいになるまで縮みます。その過程で栄養価と吸収率が上がり、効率よく高麗人参の栄養価を接種できるようになります。

──サプリメントではなく、スーパーフードとされている理由は何でしょうか。

最初は分かりやすさからサプリメントという言葉を使っていたんですが、実際には「乾燥した野菜を粉末にしてカプセルに入れた商品」なので、サプリメントではなく「食品」として捉えていただきたかったからです。そうした思いから、スーパーフードとしてPRしています。

PRといっても、広告を打って効果だけを訴求し、使用者を増やすような方法は取っていません。また、一般的なサブスクリプションサービスでよく見られる割引特典なども行っていません。

その代わりに、定期購入していただいた方には、追加で3袋をプレゼントし、それを「周りの挑戦者や頑張っている人にシェア」できるシェアポニというプロジェクトを実施しています。金額を下げるのではなく、その分を未来への投資として循環させる。目先の利益ではなく、共に未来を作っていける方々に使っていただきたい。そんな思いで展開しています。

──主にどのような方に使っていただきたいとお考えですか。

大きく2つあって、1つは「今まさに挑戦している人たち」です。カルポニクスのコンセプトは「時間・体力・気持ち」の提供。挑戦者には、この3つが必要不可欠だと考えています。

もう1つは「挑戦したいけど、踏み出せていない方々」です。現在、カルポニクスを使っていただいている挑戦者の方々をInstagramライブに招いて、その方々の発信を通じて「私もできるかも」と思っていただけるような取り組みも行っています。

──実際に使用された方からは、どのような声が届いていますか。

例えば、睡眠の質が改善されたという声をいただいています。これまで睡眠導入剤を使用していた方が、6~7時間朝まで目が覚めずに眠れるようになったという声や、朝すっきりと目覚められるようになったなど。また女性からは、冷えやPMS(月経前症候群)の改善を実感したという報告もあります。高麗人参には「ジンセノサイド」という有効成分が豊富に含まれていることから、こうした効果につながっていると思います(参考)。

ただしこれらは個人差が大きく、体に変化を感じられない方もいらっしゃいます。また、体調改善の要因はカルポニクスだけではなく、他の行動や食事などの複合的な影響によるものでもあります。

ただ、カルポニクスが「自分の体と向き合うきっかけになっている」ことは間違いありません。自分の体は自分の命の資本になる。そこに目を向けるきっかけがつくれることは、1つの価値提供ではないでしょうか。

次世代の挑戦者を支える存在として──IGNITIONが描く未来

──イグニションのなかで、大坂さんはどんな役割を担っているのでしょうか。

まだ人が少ないので、基本は全ての業務に関わっています。特に大きな役割としては、代表の佐藤(CEO:佐藤 吏)が掲げる高い抽象度のビジョンやパーパスを、より具体的な形に「翻訳」する仕事を担っています。

例えば、「こういう社会課題があるから、これとこれで解決していこう」という抽象度の高いビジョンを、多くの方が分かりやすい形に落とし込んでいくなどですね。解像度10~20%程度のアイデアを、70~80%まで具体化していきます。その上で、具体的な計画や原価計算なども行い、最後のエビデンスや論文の収集などは別のメンバーが担当する。それぞれの得意分野を活かした役割分担ができています。

──大坂さんの「仕事を頑張る原動力」は何でしょうか。

日本のことを「地元」だと捉えていて、これからも日本に住み続けたいんです。今、税金の問題などを理由に海外移住を選ぶ人も増えていますが、私は日本という国をより良くしていきたいと考えています。

だからこそ、最近は危機感を覚えていて……。働く大人たちの中で仕事に対してポジティブな感情を抱いている人はほんの数%しかいないそうです。その原因は個人の問題ではなく、社会構造的なものもありますが、今の子どもたちの多くはポジティブに生きてほしい。

だからこそ、レスリングスクールを通じて子どもたちに成功体験や目標達成の方法を伝えています。単なる技術指導ではなく、私塾のような形で生き方そのものを伝えていきたい。大人がもっと前を向いて、やる気を出せる社会にしていきたいんです。

私自身、まだ子どもはいませんが、将来自分の子どもから「早く大人になりたい」「お父さんみたいになりたい」と言われるような、そんな憧れられる大人でありたいと思っています。

──最後に、これからのイグニションについてと、ぜひ若い世代へのメッセージもお願いします。

小さなやる気や情熱が集まれば、大きな力になる。私たちはそう信じています。私たちはまだブランドも資金も人脈もない小さな会社ですが、アスリートによる新しい働き方のモデルケースとなれるよう日々挑戦を続けています。

そして、私たちを応援してくださる方々を大切にしたい。私たちが成長すればするほど、創業初期の頃からのファンでいてくださっている方々に喜んでいただけます。そんな関係性を、これからも大切にし、新しい縁も紡いでいきたいと考えています。

これから社会に飛び込もうとしている若い世代の皆さんには、「思い立ったら、すぐに行動を」という言葉を贈りたいです。今の時代は、資本金がなくても起業できたり、SNSを通じて経営者に直接コンタクトを取れたりと、可能性に満ちています。

もちろん、すべての人に響くわけではありませんし、すべての挑戦が成功するわけでもない。でも、人と人とのつながりを大切にし、たとえ失敗しても「なぜダメだったのか」を考えて次のアクションを起こす。そういった繰り返しの中で、必ず道は開けるはずです。

現在、イグニションは役員3名と福祉事業の責任者1名の小さな組織ですが、これからも同じ想いを持つ仲間との出会いを大切にしながら、皆さんの挑戦をより実現しやすい社会づくりに貢献していきたいと考えています。
 

(取材・執筆:大久保崇

 

株式会社IGNITIONについて

コーポレートサイト:https://ignitionjapan.com/

CARPONIX専用サイト:https://carponix.jp/

 

この記事をシェアしよう!

  • hatena
株式会社IGNITION