「電気・計装工事は楽しい」片山電機の仕事で大切なのは“好奇心”と“素直さ”

レッド

written by 紺野 天地

兵庫県姫路市に本社を置く有限会社片山電機は、電気・計装工事を軸として事業を展開しています。1946年1月、まちの電気屋としてスタートを切った同社は、1970年に電気・計装工事を始動させ、以降、電気インフラという面から人々の豊かな暮らしを支えてきました。

制御盤を扱う電気・計装工事は、一見すると複雑で難しそうですが、代表の片山仁(かたやま・ひとし)さんは「誰でもできる面白い仕事なんですよ」と語ります。片山さんに、仕事の面白さややりがい、企業の展望などについて伺いました。

代表取締役・片山 仁(かたやま・ひとし)さん

代表取締役・片山 仁(かたやま・ひとし)さん

先代であった父の仕事現場を見て育つ。サラリーマンとして設計の仕事をしていたとき、父から声がかかったことをきっかけに、帰郷と同時に入社。以降、社名を有限会社片山電気商会から有限会社片山電機へと改め、全国各地の発電所などを中心に、電気・計装工事業を展開している。

表からは見えない「多様な面白さ」がある仕事

――はじめに、事業内容について教えてください。

片山電機は、電気工事および計装工事を主軸としています。

「計装工事」って聞き馴染みがない方が多いと思いますが、制御装置を取り付けたり、それに付随して配線したり、計装品を調整したりする仕事です。制御装置には、温度計や圧力計といったさまざまな計測機器が集約されていますから、私たちは電気インフラを支えるうえで重要な存在だと認識しています。

その他に派遣業も営んでいて、制御盤を作っている会社に調整や試験のためのスタッフを派遣しています。

 

――どのようなお客様が多いのでしょうか?

仕事先は発電所や化学工場などですが、発電所が主ですね。当社の仕事は近場だけというわけではなく、全国各地の発電所に数週間〜数か月滞在しながら作業をします。

 

――この仕事の「面白さ」についてお聞かせください。

制御盤って受注生産なので規格が決まっていなくて、全く同じものは一つもないんです。毎回違う制御盤に出会って、それを取り付けたり調整したりする。仕事のたびに、ワクワクするような新鮮さがあります。

そして、自分の手で工事したものが、最終的に自分の思い通りに動くようになります。見方や捉え方次第で、多様な面白さがある仕事だと思いますよ。

 

――電気・計装工事に「難しそう」という印象を持つ人も多そうです。

よく言われますけど、実は覚えれば誰でもできる仕事なんです。手先が器用なほうが得といえば得ですが、重要ではありません。基本となる知識や技術は気持ちがあれば覚えられるし、好奇心さえ持っていればいくらでもレベルアップできますよ。

 

「素直に物事を受け入れられる人」が向いている

 

――御社の仕事は、やはり経験者が多いのでしょうか?

そんなことはないんです。当社のスタッフは、異なる業界・業種の出身がほとんどで、例えば運送や飲食の仕事をしていた人がいれば、フリーターだった人もいますね。

 

――ということは、資格がある人が有利なわけでもないのですね。

私自身は資格の有無はあまり気にしていません。

というのも、「資格がある=仕事ができる」ってわけでもないと思っていて。特に近年は社会的に電気工事士が足りていないので、「とりあえず資格を取った」っていう人が少なくないんです。

必要な資格は、会社が全額負担するので入社後に取ってもらえば問題ありませんし、未経験の人にも安心して入社してほしいですね。

 

――どんな人が向いていますか?

大きく二つあって、一つは「好奇心のある人」。

もう一つは、「物事を素直に受け入れることのできる人」でしょうか。仕事をしていると、当然ながら誰でも失敗をします。けれど、それを隠さないでほしいんです。この仕事は納期が決まっているので、失敗の発見が遅れるほど取り返しのつかないことになります。周囲がいくらでもサポートしますから、失敗したら状況を素直に受け入れて、周りに伝えられる人が望ましいですね。

 

――入社してから独り立ちするまでの流れを教えてください。

色んなパターンがありますけど、一般的な流れとしては、まず入社後に必要な資格を取ってもらいます。平行して安全に関することを学習してもらったうえで、あとは現場で先輩とペアになって、一緒に経験を積んでいきます。いきなり遠方に送ることはなくて、本人の意欲やスキルを踏まえて出せそうな現場に出す流れです。

 

――普段の社内はどのような雰囲気でしょうか?

和気あいあいとやってるほうだと思いますよ。厳しく接して、無理させるのも良くないですから。

 

創業から約80年続いてきた秘訣とは

――片山さんは代表として3代目になりますね。元々はお祖父様が創業されたとか。

そうです。1946年、祖父がまちの電気屋として創業したのが始まりで、父の代である1970年に電気・計装工事がスタートしました。当時は一般住宅の工事もしていたので、小さかった私は現場に付いていって、父の仕事姿を見たり真似たりしていたのを覚えています。

 

――どういった流れで家業を継いだのでしょうか?

30年も前なので詳しくは覚えていませんが、当時、私はサラリーマンで船の設計の仕事をしていました。3年ほど働いたころ、事業が移り変わりの時期になって、仕事がガクッと減ってしまったんです。ちょうどそのタイミングで、当時片山電機の代表だった父から「戻ってこないか」と声がかかり、戻ってきたような気がします。

 

――創業から約80年が経っていますが、長く続いてきた秘訣についてどうお考えですか?

時代の流れや社会のニーズに合わせて、やり方を変えてきたからだと思います。

当社はまちの電気屋としてスタートしましたが、1970年ごろから家電量販店の増加とともにまちの電気屋が減り始めました。同時期に発電所が近くに建ったので、そこの工事を事業として始めたんです。次第にその仕事だけでは厳しくなってきて、徐々に全国を飛び回るようになって今に至ります。

そんなふうに、柔軟性を持ちながらできることを考えるのが大事なのではないでしょうか。

 

「目の前の好奇心を大切に」

――これから、片山電機をどういう会社にしたいですか?

大前提として、顧客重視の会社であること。もう一つ、仕事を素直に楽しめるような会社にしたいです。

お客さんのニーズにひたすら応えるだけだと辛くなっちゃうと思うけど、働く中で能力が上がったり、好奇心が強くなったりすれば仕事はどんどん面白くなると思っています。

 

――仕事を楽しめれば、その人の人生も明るくなりますね。

そうですね。それに、自分のスキルが上がれば失敗は減るし、気持ちが前向きにもなるので、素直に物事を受け入れられることにつながると思います。当社の仕事を通して、そういった人が増えたらいいですね。

 

――最後に、求職者の方々にメッセージをお願いします。

一番に長く働いてほしいと思っていて、特別な経験も技術も求めません。ぜひ、当社で目の前の仕事を楽しんでください。目の前のちょっとした好奇心が、自分次第でいくらでも大きなものになります。

暗いニュースが多くて、将来が見えにくいような世の中ですけど、日々が明るくなるような喜びを、当社の仕事で少しでも感じていただけたら嬉しいです。

 

=片山電機について=

採用ページ: https://hr-hacker.com/katayamadenki/job-offers/show/3234654

 

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