覚悟を決めよ!ここにあるのは全力で笑えて泣ける大人の青春

レッド

written by 斉藤彩

「教育×エンターテイメント=エデュテイメント」を謳い、世界一通いたい教育機関を目指す株式会社ケーイーシー様(以下敬称略)。
子どもたちに本気で向き合うスタッフが集まる会社には、未来の仲間に本気で向き合う採用担当の存在がありました。

今回はKECで採用・人事を務める永持俊哉さんに、入社前に知りたいKECのあれこれを本音で語っていただきました!
「KECに応募したい」と思っている求職者の方や学生さんはもちろん、「採用に力を入れている企業は何をしているの?」と悩んでいる人事の方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!

*第1回の社長インタビューはこちら!
社員は極度の喜ばせたがり!?仕事を愉しむ大人の集団、KECの代表インタビュー

インタビュイー:永持 俊哉(ながもち としや)さん

インタビュイー:永持 俊哉(ながもち としや)さん

新卒で株式会社パルグループホールディングスに入社し7年勤務。
その後株式会社ケーイーシーに入社し、社会人事業部でパソコン教室の運営・教室長として入社。その後会社から声がかかり、現在は人事部採用チームでリーダーを務める。

小学6年生で1万円札に載る福沢諭吉に憧れ「人に交わるには信をもってすべし(人と関わるにはまず信頼することから)」という諭吉の考えを今でも一番大事にしている。

 

知れば知るほどギャップなし!KECは本気の○○集団

ーーーはじめに、永持さんがKECに入社された理由を教えてください。

KECに入る前はアパレルの会社で働いてたんです。そこで店長を経験している際に、採用の難しさや重要さを実感したり、社員の育成に携わったりするようになって、改めて教育の大切さを感じたんですよね。

前職は靴下産業を営む実家を継ぐための勉強もかねて選んだんですが、継ぐ話がなくなったので、元々興味のあった教育関係に行きたいなと思い転職することにしたんです。

その中でKECを選んだのは「この人たちと一緒にやりたいな」と思ったから、というのが一番の理由ですね。今は200名くらいの規模なんですけど、僕が入った7年前とかはまだ80名いないくらいやったかな。

転職活動でいろんな会社を見て「教育業界って理念をすごく掲げる業界だな」っていう気付きが自分の中であったんですが、実際ホンマに理念を実現しにいこうとしてるかっていうと、現場見て「この会社はそうじゃないな」と感じることも多くて。

でもKECは「めっちゃ理想掲げるやん。でも本気で実現しにいこうとしてんねや」っていうのが、面接で会う人や現場の社員みんなから感じたんですよね。

 

ーーー「本気で理念を実現しにいこうとしてる」と感じた実際のエピソードはありますか?

それでいくと、入社前から聞いていた『本気のサークル集団』っていうのは入ってからめっちゃ感じましたね。

僕サークル入ったことないんですけど、部活みたいなゴリゴリの上下関係がある体育会系のような組織じゃなくて、みんながお互いを尊敬しながら「でもあんたここ出来てないで」って指摘して、された側も素直に受け止めて、っていう、叱咤激励ができる関係性が、本気で何かを成し遂げようとしてるサークルっぽいなと。

いい仲間いい仲間ってよく言うんですけど、「あ、これがいい仲間の体現やな」って思うことはよくありますね。

 

ーーーとはいえ、入社後に「思ってたんと違う!」というギャップを感じたことはありませんでしたか?

よく新卒の子にも聞かれるんですけど、ギャップは全然無かったんですよね。笑
どっちかっていうと、こういう熱い思いを持って目標追っかけてる人って素敵やなぁって感じてたので、最初から選んでよかったなぁという気持ちの方が全然大きかったですね。それは7年経った今も同じです。

だからギャップっていうのはないんですが、外から見るよりはストイックな会社だろうなとは思いますね。

 

ーーーストイックな会社、というのはどんな場面で感じますか?

目標とかに対して一切妥協しないんですよね。

チームで目標追っかけてるのに不誠実な仕事をしたりとか、ちょっと嘘をついたりする人に対して、放っておくんじゃなくて、話をしに行くんです。

諦めるんじゃなくて、その人が妥協しなくなるように労力をかける。そういうところがストイックだなぁと感じますね。
 

「企業は人なり」KEC社員の特徴を表す3つのキーワード

ーーー「いい仲間」と思えるような空気は代表の人柄や考え方が大きく影響してるんだろうなと思うのですが、7年間一緒にいる永持さんから見た小椋代表ってどんな方ですか?

本当に一言でいうと「変人」。笑

その二文字が一番先に出てくるんですけど、例えるなら「愛情と厳格性の体現者」かなぁと思います。

すごく愛情を感じますし、だからこそすごく厳しいこともおっしゃいますし。だけど愛ゆえに、というか、期待してくれてるからこその声がけってことがめっちゃ伝わるので、うちらもそれを還元する形になってるんかなぁと思いますね。

 

ーーー他の社員さんからも「変人」というキーワードにはご納得いただけそうですか?笑

多分そうだと思いますよ。笑
でも人によっては「全力でふざける人」とか「何事も楽しむ」とか「ストイック」とか。そのあたりの言葉も出てきそうな気がしますね。

 

ーーー永持さんから見て、KECの社員さんに共通している特徴を挙げるとしたらどんな単語が浮かびますか?

前向き、向上心、チームワークの3つですかね。中でも前向きっていうのが一番大きいかな。

あと仕事に対してめっちゃ誠実な人が多いなと思います。教育業界ってこともあるかもしれませんが、真面目やな、素直やなって思うことが多いです。

あとはなんだろう。前向きで、チームで何かすることが好きで…。「諦めない」「おせっかい」みたいな人も多いかな。
 

「誠実な採用をします!」堂々宣言の裏にある思いとは

ーーー社風にあった方を採用するために、面接等で工夫してることはありますか?

採用って全ての入口じゃないですか。

だから一つは「誠実で丁寧な採用をします」って宣言しちゃうような姿勢にあるかなと思います。こちらが誠実に向き合わないで、誠実な人来てくださいなんて言えませんからね。

あとは面接の際に人柄の部分を見ること。スキルとかじゃなくて、その人がどういう人生を送ってきたかを結構聞くんですよ。中途の方もですけど、新卒なんて特に。

何かを選択するときにその人の誠実さが出ると思っているので、今までの経験の中でこの子はどんなポリシーを持って、どんな基準で選択をして、どういうときに喜びを感じてきたんかなっていうのが聞きたいんです。

もちろん考え方も能力も合格、という方が採用できるのが一番なんですけど、考え方が良くて能力が足りない、という方でも採用することはありますよ。
逆に考え方がうちと合わなくて能力が申し分ない方は、うちじゃなくて他社で活躍してくださいねってなりますね。

「この人は信用できる」って人を採用すること。そこが徹底してるからなんかね。

 

ーーー実際に採用された後のこともお聞きしたいのですが「KECに入ってよかった」と思ってもらうために工夫されてることはありますか?

内定式や入社式に限らずなんですけど、何かイベントをするときは「どうしたら喜んでもらえるのか」っていう、参加者の気持ちをめっちゃ考えますね。

参加してくれる方も人生の時間の一部を使って来てくれてるわけなので、やっぱ無駄な時間にはさせたくないじゃないですか。

そのためにもイベントを設計する上では、感情の波みたいなのはめっちゃ考えます

例えば1泊2日型のインターンシップを作るとなった場合、最初はみんな緊張してるだろうからアイスブレイクで仲のいい空気を作っていくと。そこから徐々に真面目な話を出していって、このタイミングでこの言葉で本気のスイッチを入れる、みたいな。最後には感動で終われるようにこういうことしよう、とかね。

名前を呼んで内定証書を渡すだけの普通の会にはしたくないから、20分間使っていいから自分たちで何かコンテンツを作っておいでって内定者の子らに無茶ぶりしたり。笑
何年経っても印象に残る内定式、というのは常々目指してます。

 

ーーー常にクオリティの高いお仕事をされている印象ですが、そんな中で永持さんが仕事にやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

KECにいてのやりがいと、人事の採用をやっててのやりがい、この2つの側面があると思うんですけど、KECという会社にいてのやりがいは、やっぱりチームで目標を達成したときに感じますね。

例えばイベントが終わったときの達成感だったりとか、アンケートからくる満足度の良さであったりとか。何か1つのものをみんなで作った、みんなで大きな数字・目標を追っかけて、それが達成できた。その時に感じるワクワクみたいなところが一番のやりがいかなぁと。

人事としてのやりがいは、採用した子が2年後とかにキックオフで表彰されて「いいスピーチしてんなぁ」と感じるとき。そこが一番涙出そうになる瞬間というか。「あ、この子こんな成長したんやな」って思う瞬間は、胸に来るものがありますよね。
 

厳しい。楽しい。しんどい。嬉しい。その繰り返しが癖になる

 

ーーー改めて、永持さんがKECの好きなところを挙げるとしたらどんなところでしょうか?

チームで妥協せずに一つの目標を追っかけるから、それを乗り越えたときの達成感が、文化祭を作り上げて「終わったなー!」って喜び合うあの感じなんですよ。あの高揚感が味わえるっていうのが、僕は一番好きなところですね。

これ多分他の会社では珍しいんとちゃうかなぁと思うんですけど、キックオフとかで表彰してて、上司が表彰されて部下が泣いてるとか普通にあるんですよ。逆もしかりで、部下が表彰されて上司が泣いてるとか。

こんな風に、全力で笑えて泣ける。それをこんな年齢でできる会社ないやろなぁと思いますよ。

 

ーーー青春そのものですね。反対に、そんなKEC様にも変えていきたいところがあったりするのでしょうか?

結構マンパワーが強い会社なので、いろいろ散らかったりするんですよね。でも今組織が拡大フェーズになってきているので、誰がどの教室、どの部署に異動になったとしても、マインドだけじゃなくて中身の質も統一できるよう仕組化をしていかんとあかんなと。

あとこれは人事として、一人ひとりのキャリアをもっと描いてあげたいなぁって思ってますね。もっと上の役職の人には還元できて、逆にキャリアの浅い人には「今これだけステップアップしてる」っていう実感を持ってもらえるような制度や仕組みを作りたいと思っています。

 

ーーーなるほど。その辺しっかりしてる印象だったので、なんか意外でした。

多分ね、しっかりはしてると思うんですけど、もっともっと全員が納得いくように、って感じですね。

極論言えばですよ、バリバリ働きたい人にはバリバリ働いて稼げる環境を、ワークライフバランス大事にしたい人には休みも多く取りながら働ける環境を。そういう多様な働き方に対して適切な評価制度も作っていけたらなぁと思ってます。

 

ーーー今後理想の会社を作り上げていくために、どんな人に入社してほしいですか?

自分の大切にしてるものが明確な人。そんな人と働きたいなって思いますね。いい意味で自分のポリシーを持った人って言うんかな。

 

ーーーこれだけは曲げへんって思う大事なものがある人ってことですかね。

そうそう。嘘つかへんとか、約束は守るとか、時間は厳守するとか、そういう細かいことでもいいんですけど。そういう芯の通ったマイルールがある人と働きたいですね。

 

ーーー最後に、そんな未来の仲間に向けて、今から伝えておきたいことがあれば!

これはよく学生に伝えてるんですけど、自分で生きる力を身につけてほしいなぁと。
苦しいことがあったとしても「自分は今何のためにこれをやってるんだっけ」「なんでこの会社を選んだんだっけ」という風に、他責じゃなくて自分ごととして捉えて進める力を身につけていってほしいなと。

人生100年時代って言われてて、ほとんどの時間を仕事に費やす人が多いわけで。どうせなら主体的に仕事に参画した方が楽しいじゃないですか。
ただ与えられることをやるんじゃなくて、自分から仕事をしにいけるような人と未来が作れたら嬉しいなって思うし、子どもたちにもそういう大人になってほしいなと。

 

ーーーその思いがあれば、しっかり受け止めて評価してくださる会社様ですもんね。

そうそう。ただまぁ、仕事の質はめっちゃ厳しい会社なんで「楽しそう」とか「仲良さそう」とか、それだけでの人は入ってこないでっていつも言ってて

僕らの社風が楽しそうに見えてるとするなら、それは本気で一個の目標を追っかけて、しんどいことを乗り越えて、やっと達成した!っていうワクワクをみんなで見てるからやでって。
そこは知っていてほしいので、覚悟を持って入社できない人はお断りしてますね。

もう一つ伝えたいのは、面接には素で来てほしいということ。
「あなたの人生聞かせて」っていう人生酒場みたいなイメージで話ができたら嬉しいなって思ってます。

だからみなさんも別にスーツ着てくる必要ないかなと思ってて。リクルートスーツで来られると、なんかおにぎりみたいやなって思っちゃうんですよ。

 

ーーースーツがおにぎりみたい…?どういうことでしょうか?

おにぎりって具が見えないじゃないですか。リクルートスーツもそれと似た感覚で、そんなんで身隠んでもっとあなたの中身見せてよって思うんですよ。とにかく本音で喋ってほしいし素が見たい。お互いの素を見せ合うためなら、僕らは本当に10回でも20回でも顔合わせますよ。
まとめるなら、ほんまに「人生聞かせて」って感じですね。笑

 

ーーー「あなたのことを聞かせて」だけでなく「あなたも納得するまで私たちのことを聞いて」という、お互いにモヤモヤが残らない選考をされてるのが、KEC様の誠実な社風にそのまま繋がっているんですね。素敵なお話を本当にありがとうございました!
 

 

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