地元で、人とつながる仕事を。──100年企業で見つけた営業のやりがい。
written by 大村奈々恵
株式会社コニシ
大正5年に創業した株式会社コニシは、材木商として始まり、昭和48年の法人設立以降も住まいづくり一筋で100年以上地域とともに歩んできました。現在は、住宅資材の安定供給はもちろん、建材メーカーとの連携、展示会・講習会での最新情報収集、建築政策や補助金制度のご案内など、業界全体を支える役割も担っています。
今回お話を伺ったのは、本社・米子営業所で営業職をしている入社5年目の足岡 龍(あしおか りゅう)さん。「人と関わる仕事をしたい」という想いで新卒入社された足岡さんに、営業職のやりがいや大変だったことまでリアルに語っていただきました。
本社・米子営業所 営業部 足岡 龍(あしおか りゅう)さん
大阪産業大学 経済学部を卒業後、2021年に新卒入社。小学生~大学時代までサッカーを続け、休日のスポーツ観戦が趣味。2025年8月にお子さんが誕生し、最近は家族との時間を楽しむ新米パパ。
工務店とメーカーをつなぐ架け橋として、地域の“暮らしづくり”を支える

──まずはじめに、株式コニシの事業について教えてください。
主に建築資材の取り扱いをしている会社です。ハウスメーカーさんや地元の工務店さん、大工さん、一部ホームセンターにも商品を卸して販売しています。
──その中で、足岡さんは営業のお仕事をされていると思いますが、どんな時にやりがいを感じますか?
私たち営業は、ハウスメーカーと工務店・販売店の間に立ち、橋渡しの役割を担っています。その中で、工務店から「こんなことがしたい」「国の政策でこういう流れがあるけど、うちでは対応できない、対応できるメーカーを紹介してほしい」などといったご相談を受けることがあります。そうした課題に対して、工務店と打ち合わせをし、最適な商品やサービスを提案して、工務店やその先のお客様にご紹介し、実際に採用されたときの達成感は格別です!さらに、こちらからプラスアルファの提案をして「相談してよかった」と言っていただけることが、何よりのやりがいになっています。
弊社の営業は現場ごとに商品の規格や仕様が全く異なるため、常に新しい課題に取り組み、自分で考えながら進めていきます。元請けさんと連携しながら、現場に最適な解決策を導き出すことが求められるので、自分で考え、コミュニケーションを大切にしながら仕事を進めたい方にはおすすめの環境ですね。
──お客さんと接する中で心がけていることはありますか?
弊社は“卸売り”の立ち位置になるので、通常は伝票や商品の売買で業務が完結することが多い立場ですが、お客様によっては商品を売るだけで終わらず、もっと踏み込んだサポートが求められることもあります。例えば、商品についての魅力や付加価値をしっかりと工務店の方々に伝えることも私たちの大切な役割です。エンドユーザーにも商品の価値がきちんと届くよう、伝え方や説明の仕方を工夫しています。商品の知識や活用例を具体的にお伝えしながら、「この商品はこんな場面で役立つ」と実感してもらえるような提案を日々心がけています。
──入社からこれまで働いてきて「大変だった...」というエピソードがあれば、教えてください。
そうですね...システムキッチンの納品に向けて、お客様と間口(幅)などのサイズを確認しながら進めていたのですが、納品の1週間前に現場で再確認したところ、予定していたキッチンのサイズが実際のスペースに収まらないことが判明。正直かなり焦りましたね...。その日はエンドユーザーさんも立ち会っていて、元請けさんは不在。すぐに現場を出て元請けさんに電話し、状況説明。現場の状況を共有したうえで、壁を一部壊して下地を入れ、棚として使えるような仕様に変更するという提案を行いました。結果として、収納スペースが増えたので「これはこれで良かったね」と、お客様にも前向きに受け取っていただけました。イレギュラーな対応ではありましたが、現場で柔軟に動いたことで、最終的に満足いただける形に収められた経験でした。
──それは忘れられない経験ですね...こういった経験はほかにもありますか?
商品の納品に関しては、どうしても段取り通りに進まない現場もあります。そうした中で、エンドユーザーさんや元請けさんから、時には厳しいご指摘をいただくこともありますが、問題が起きたときは「次はこうしよう」と改善策をしっかり立て、同じミスを繰り返さないよう意識しています。だから、多少きついことを言われても引きずることはありません。常に前向きに、次につなげることを大事にしています!
同世代の仲間の存在が自分を奮い立たせる

──お仕事の1日の流れを教えてください。
朝8時に出社し、10時頃までは電話やメール対応、見積作成(5〜10件程度)を行います。その後は、お客様との打ち合わせで外出。午前と午後で1件ずつ、工務店などを訪問し、新築現場の打ち合わせを行います。12時から昼休憩をとり、午後の打ち合わせ後は15時頃事務所へ戻り、打ち合わせ内容をもとに見積書や資料を作成します。16時頃からハウスメーカーとの会議に参加し、新商品の情報共有や提案内容の調整を行い、18時半ごろに退社する流れです。
ほぼ8割ぐらいがルート営業。飛び込み営業をやることもあるけど、そんなに多くはないですね。
──営業部はどんな雰囲気ですか?
営業部6人中4人が20代と若手が集まる部署なので「自分たちから動こう」という前向きな空気があり、月1回の営業ミーティングも数字を詰められるようなギスギスした雰囲気はなく、明るく活発な雰囲気です。
同世代の仲間が多いことが、自分のモチベーションにもなっています。年齢が近いと自然と会話も弾みますし、感覚も似ているのでコミュニケーションがとりやすいです。仲間が大きな案件を任されているのを見ると「自分も頑張ろう」と刺激をもらえるので、いい循環が生まれているな、と感じます。
大切にしたいのは「人との関わり」────アルバイトで得た経験とは

──「営業職」を志したきっかけを教えてください。
もともとホテルマンのアルバイト経験があったこともあり、就職活動では「営業職」か「ホテル業界」を軸に探していました。中でも一番大切にしていたのは、“人との関わりが多い仕事”であること。アルバイトでは、ホテルマンとしてルームサービスを担当し、お客さまと直接話す機会がたくさんありました。ワインやシャンパンを注いだり、誕生日ケーキを届けたり…そんな特別な瞬間に立ち会えることが純粋に楽しくて「人と話せる仕事がしたい」と思うようになりました。お客様の個室に伺って接客する中で、言葉遣いや礼儀作法、レディファーストの考え方、ワインの注ぎ方など、細やかな“おもてなし”の所作を身につけることができ、今の自分にとって大きな財産になっています。
──それは貴重な経験ですね!今のお仕事にも活きていますか?
そうですね、目上の方と接する機会が多いので、言葉遣いやお客様への思いやりを自然に意識できるようになったのは、当時の経験があってこそだと実感しています。
──株式会社コニシへの入社の決め手を教えてください。
正直、就職活動中に「株式会社コニシ」を初めて見たときは、知らない会社だったので「大丈夫かな?」という不安もありました(笑)ですが、人事の方の人柄や、配属先である米子営業所の所長との面談で「一緒に会社を盛り上げていきたい」と熱く語ってくれて、この人と一緒に働きたいと思えたことが、入社の決め手になりました。
──入社してみて、感じたことはありますか?
地域の方や業界の人たちから「いい会社に入ったね」と声をかけてもらえることがあり「地域に根ざした信頼ある会社なんだ」と実感するようになりましたね。
──新卒入社で営業職に挑戦してみて、いかがでしたか?
覚えるべき商品や業界用語が多く、特に業界特有の単位や言い回しに最初は戸惑いました。例えば、長さの単位が尺単位で使われ、現代のミリ単位と異なるため、打ち合わせで迷うこともありました。その結果、業界用語に引っかかってしまい、打ち合わせの内容がうまく頭に入らないことも...。当初は覚えることが多くて苦労しましたが、インターネットや本で調べてみると、それに関連する情報が次々と見つかり、知識がどんどん深まっていきました。分からないことを放置せずに調べる習慣が身につき、今ではとても助かっています。
より深く「価値のある提案」ができる営業を目指して

──今後の目標があれば、ぜひ教えてください!
今の目標は、工務店やエンドユーザーに対して商品の良さや付加価値をしっかりと伝えることです。金額だけでなく、商品の価値や付加価値をより深く伝える営業活動を強化したいと考えています。それにより、既存のお客さんにもより価値のある提案ができ、建築業界に活気をもたらすことができると信じています。
──最後に、この記事を読んでいる求職者の方へメッセージをお願いします。
僕自身もそうだったんですが、最初から業種を絞りすぎず、幅広く見てみるのが大切だと思います。実際に動いてみて、自分に合う・合わないを取捨選択すればいいんです。「自分はこの性格だからこの仕事しか無理だ」と決めつけずに、門を広く開いていろんな会社を見てみてください。そうすれば、思いがけず自分にぴったりの会社に出会えることもあります。自分の可能性を狭めずに、まずは一歩踏み出してみてほしいですね。
(取材・執筆:大村 奈々恵)
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