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「介護の知識ゼロ」から、チームの頼れる存在に。日翔会で知る、誰かの人生に関わる喜び

ブルー

written by ダシマス編集部

医療法人社団日翔会/社会福祉法人日翔会

山陰地方を中心に26の高齢者施設を運営する日翔会。「自らが受けたいと思う医療と福祉の創造」を理念に掲げ、利用者様が安心して日常生活を過ごしていただけるような介護サービスを提供しています。

今回お話を伺ったのは、介護職の澁谷 早紀(しぶたに さき)さん。認知症専門棟に勤務するチームのリーダーとして新入職員の教育に励んでいます。入職当初は介護の知識がなく不安も多かった彼女ですが、先輩の丁寧なサポートと資格取得制度を活かして成長し、今ではチームの頼れる存在として活躍しています。

介護の現場では、生きるうえで大切な考え方を教えてもらうことが多いと語ります。利用者様との関わりの中で、人生の尊さに触れながら学びを得る澁谷さんの姿から、日翔会の現場の雰囲気と働く魅力をお伝えします。

介護職 澁谷 早紀 (しぶたに さき )さん

介護職 澁谷 早紀 (しぶたに さき )さん

実家で祖父母と暮らした経験から、ご高齢者と関わる職種に興味を持ち、大学卒業後に日翔会へ入職。働きながら資格取得制度を使って介護福祉士を取得。現在は、上司とともにケアマネジャーの資格取得を目指す。休日は友人とドライブや映画に行き、リフレッシュをしている。

24時間365日、人生を豊かに過ごしてもらうためのサポート

──まず日翔会について教えてください。

日翔会は医療福祉事業を行っており、自宅での生活が難しくなった方の生活全般を支援する入居型の施設や、生活の一部を支援する通所型の施設などを運営しています。

──澁谷さんの現在の業務内容についても教えてください。

私は介護老人保健施設で、介護が必要なご高齢の方が一時的に入居し、在宅復帰を目指してリハビリや医療ケアを受けられる施設に勤務しています。認知症を患っている方が入居される認知症専門棟でリーダーとして新入職員の教育をしながら、利用者様の食事やお風呂などのお手伝いをしています。

──入居型施設ということは、24時間体制でのサポートになるのですね。

そうですね。チームの中で日勤と夜勤に分かれて勤務しています。日勤は、利用者様が生きいきと過ごせる時間の提供を大切にしています。ご家族との面会や病院などの予定に合わせて動きつつ、食事やお風呂のお手伝い、さらには全員でのレクリエーションや、散歩や将棋など、一人ひとりの趣味に合わせた時間を作ることもありますね。

夜勤は、安心して夜を過ごしていただける環境づくりがメインです。朝晩の食事のお手伝いに加え、眠れない方がいらっしゃれば枕元でお話をし、体調が悪い方がいたらすぐに駆けつけます。日勤帯は医師や看護師が常駐していますが、夜勤帯は介護職員が医師に電話をつなぎながら一次対応をするので、特に気持ちが引き締まります。利用者様が就寝されている間は、掃除や事務処理などを行っています。

 

楽しい雰囲気は連鎖する。明るいチームで働く介護の現場

──介護職に就こうと思ったきっかけを教えてください。

実家が二世帯住宅だったのですが、祖父母の日々の変化に気づいたり、お手伝いしたりする中で、自然とご高齢の方の力になりたいと思ったことがきっかけです。学生時代の高齢者施設でのボランティアを通して、ご高齢の方が笑顔になる様子が実家での自分の経験と重なり、改めて「介護の仕事がしたい」と感じました。

──数ある介護施設の中で、日翔会を選ばれた理由はなんでしょうか。

日翔会のインターンシップに参加したときに、介護職員のみなさんが朗らかに利用者様と接していたのが印象的だったからです。双方が一緒になって楽しそうに過ごされていて、ここなら心の通った介護ができると思いました。

あと私は、介護とは関係のない大学に通っていたため、就職のタイミングでは介護資格を1つも持っていなくて。なので、資格取得のサポートがとても充実していたのも魅力的でした。入職後、働きながら施設内で開かれる勉強会に参加し、介護福祉士の資格を取得しました。

福利厚生も整っていてワークライフバランスがとりやすいです。なので、子育てをしながら働く方や、子育てがひと段落してパートで働く方と、さまざまなライフスタイルの方が働いています。

──実際に働いてみて、澁谷さんが感じている現場の雰囲気を教えてください。

入職前に思っていた通り、職員のみなさんがとにかく楽しそうに働いているなと、日々感じています。そんな中で、私もレクリエーションや行事を通して、利用者様と一緒に楽しみながら仕事をさせてもらっています。

チームワークもとても良く、体調不良で急に休まないといけなくなったときも、「お互いさまだよ」「どうにかなるから気にせずゆっくり休んでね」と、みなさん優しくて。とても、居心地の良い職場だと感じています。

 

かつて悩んでいた自分が、新人の背中を押せる存在へ

──澁谷さんご自身も入職当初と比べて成長したと感じることはありますか。

周りの様子を見ながら自分がどう動くべきか判断し、周りと協力して仕事を進められるようになりました。

最初はとにかく自信がなかったんです。そんな自信の無さが仕事にも表れていたのか、利用者様も不安になられて「ベテランの職員さんにお願いしたい」と申し訳なさそうに言われたことがあります。自分はこの仕事に向いていないのだと落ち込みました。

そんなとき、先輩から「最初から完璧な人なんていないから、一つずつできるようになれば大丈夫」と励ましていただいたんです。上司や同僚に何度もアドバイスをもらいながら、少しずつできることを増やしていきました。

──今では教育担当を任されている澁谷さんも、そのような葛藤を抱える時期があったのですね。

そうですね。当時の私と同じように悩んでいる人に、これまで自分が教わってきたことを思い出し、初心に返りながら成長の手助けをしていきたいと思っています。

自分が今まで培ってきた知識と技術を伝えることで、新入職員のできることが増え、楽しそうに仕事をしている姿を見るとやりがいを感じます。

後輩に何かを教える際は、相手の仕事の覚え方によって伝え方を変えるように意識しています。例えば、仕事内容を実際にやりながら身体で覚えるのではなく、マニュアルを読む方が覚えやすいという新入職員がいました。その方には、1日の流れのような仕事内容や利用者様全員の特徴などをメモに書いて渡して、インプットしてほしいことを先に覚えてもらうようにしました。

嬉しかったのは、2年目になった今も、いまだにそのメモを大切に持っていてくれていることです。しっかり仕事を覚えてくれたことは当然嬉しいことですが、そのメモが、今でもその方の役に立っているのを見ると、その方に合わせた伝え方が大事なのだと実感しています。

 

自分の手助けが誰かの生活の一部に。心が触れ合う介護の仕事

──仕事をしていてどのようなときにやりがいを感じますか。

2つあります。声のかけ方次第で、利用者様の生活を心地いいものに変えられたときと、利用者様の生活において欠かせない存在になれたと実感したときです。

たとえば、お風呂の時間。私たちの施設では、昼食後にお風呂に入ります。ご自宅で生活されていたころ、夕食後に入浴する習慣があった方などは、日中に入りたくないとこぼされることもあります。

そこで、「お風呂に行きましょう」ではなく「お風呂から上がったらお茶と和菓子が待ってますよ」と工夫してお声がけすると、「それなら入ろうかな」と腰をあげてくださるんです。湯船に浸かって歌を口ずさまれる姿を見ると、気が進まなかった時間を楽しいひとときに変えることができたと感じられて嬉しいです。

また、認知症状があるにもかかわらず、私のことを覚えてくださることもあります。本当は介護を受けずに自分で対処したいと思われる場面でも、「あなたにならお願いしたい」と信頼してくださると 、自分の存在が生きる支えになっていると感じられてやりがいになります。

──利用される方一人ひとりに向き合っているのですね。だからこそ見えてくる介護の魅力もありそうです。

そうですね。これまでの人生を過ごす中で培ってきた「その人らしさ」に触れるのが好きなんです。利用者様と接していると、その人ならではの人生の軌跡がふと垣間見える瞬間があります。

裁縫の仕事をされていた方であれば、いまもとても上手に編み物をされますし、国語の教師をされていた方であれば、豊かな表現で日記を書かれます。それぞれが歩んできた物語をみているようで、とても興味深いです。

──利用者様と関わる中で、特に印象に残っているやりとりはありますか。

こちらがサポートするばかりでなく、利用者様からも教えていただくことがすごく多いと感じます。身近なところでいえば、子育ての方法や、生活の知恵などをご自身の経験をもとに教えてくださいます。

それだけでなく、日々の出来事を心に刻みながら生きることの大切さを教えてもらいました。とある利用者様で、認知症の症状が進み、旦那様の名前もわからなくなってしまったという方がいらっしゃいました。でも、名前はわからなくなっても、旦那様やお子様との思い出はしっかりと記憶されていて、ある日その話を語りながら涙を流されたことがあって。

その様子を見て、本当に大事な思い出は記憶から消えずにいつまでも心の中に刻まれているんだと、私も涙がにじみました。私も、日々大切な人たちと一緒に元気に過ごせていることを、大切にしなくてはと思います。

 

目標はケアマネジャー。現場から全体支援へ、キャリアアップの道

──澁谷さんの将来の目標を教えてください。

現在は、上司である主任に憧れてケアマネジャーの資格取得を目指しています。将来は、要介護認定を受けて生活が不自由になったご高齢の方が、ご自身らしく生きていけるような介護計画を考える仕事をしたいです。

──最後に、就職活動生に向けてメッセージをお願いします。

介護は「してあげる」仕事ではなく、「ご高齢の方の生活の中に自分たちが関わらせていただく」仕事です。誰かの人生に寄り添える、とてもやりがいのある仕事だと感じます。興味がある方は、インターンシップなどで実際に職場の雰囲気を体感して、自分にあった職場を探してみてください。

また、社会人になると生活リズムの変化やライフイベントで友人と会ったり好きなことを勉強したりする時間はどうしても取りづらくなります。学生生活を最後まで目一杯楽しんでくださいね。

 

(取材、編集:大久保 崇・執筆:赤羽 エリ

 

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