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両備グループ・両備テクノモビリティーカンパニーで働くやりがい。“社会にまだない商品”を作ることの難しさと楽しさ

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written by ダシマス編集部

1910年に設立し創立100年以上の歴史を誇る両備グループ。「忠恕(ちゅうじょ:真心からの思いやり)」を経営理念に掲げ、トランスポーテーション&トラベル部門、ICT部門、くらしづくり部門、まちづくり部門の4つの事業セグメントを軸に展開しています。交通インフラ、AIソフトウェア、食品販売、エネルギー、不動産などあらゆる方面から人々の暮らしを支え、加えて地域の美術・文化・スポーツの発展にも貢献。岡山を拠点として活動し、今は国内を超えて海外にまで事業を広げるほどに成長しています。

そして両備ホールディングスの社内カンパニーの一つである両備テクノモビリティーカンパニー(以下:両備テクノモビリティー)は、車や機械のプロフェッショナルが集う企業です。整備・営業・生産の3つの本部を持ち、車両全般、空気清浄機、AED、防犯カメラなど、個人向けから法人向けまで幅広い製品を取り扱っています。

50年以上積み上げてきた実績と信頼、高い技術力を持って社会に新しい技術を提供し、人々の暮らしを豊かにすべく活動するテックカンパニー。そんな同社は2022年9月30日に新しい“チョイ乗り”を提案するEVトライクを発表し、一層注目を集めました。

今回は話題となったEVトライク事業に携わった開発メンバーの若手、福井 颯(ふくい はやて)さんにインタビューを実施。同社で働くやりがい、仕事の難しさや楽しさなど、現場社員のリアルな気持ちを話していただきました。

インタビュイー:福井 颯(ふくい はやて)さん

インタビュイー:福井 颯(ふくい はやて)さん

1999年生まれ。東岡山工業高校卒業後、福山大学工学部・機械システム工学科に進学し在学中に自動車整備士の資格を取得。大学の卒業研究にて両備テクノモビリティーとの共同研究を行ったことがきっかけとなり入社。現在は開発メンバーとして主にEVトライクの設計を担う。趣味はスノーボード。

執筆:大久保 崇

執筆:大久保 崇

『ダシマス』ディレクター。2020年10月フリーランスのライターとして独立。2023年1月に法人化し合同会社たかしおを設立。“社会を変えうる事業を加速させ、世の中に貢献する”をミッションとし、採用広報やサービス導入事例など、企業の記事コンテンツの制作を支援する。猫ファーストな人生。歩くこと、食べることが好き。

大学在学中に両備テクノモビリティーと共同研究したことがきっかけとなり就職

――まずは入社の動機からお聞かせください。

大学の卒業研究にて両備テクノモビリティーと共同研究をしたことがきっかけです。

会社から大学にEVトライクの車両が持ち込まれ、両備テクノモビリティーの方が来て一緒に作業しました。その時は設計ではなく、主に溶接や部品類の組み立てを担当しました。

大学3年次の3月から卒業するまでの間、研究を続けたのですがとても楽しかったです。両備テクノモビリティーは福山にも工場があったこともあって、この頃から会社との繋がりができ、ここで働きたいと思うようになりました。

 

――両備テクノモビリティーと関わる中で、どんなところに魅力を感じたのでしょうか。

学生に身近な乗用車の他、重機、大型車両、特注車両や電気自動車など様々な種類を取り扱っているところです。一般的な自動車だけでないので、幅広い知識と経験が学べることに惹かれました。一般車をEV化する取り組みもしていたので、企業の将来性にも期待できました。

工場見学もしたのですが、中でも岡山工場で見た光景が印象に残っています。置いてある重機の迫力も凄かったのですが、スウェーデンの大手トラックメーカーのSCANIA(スカニア)のトレーラーがあり、その存在感に圧倒されました。SCANIAのトラックを見てからは、他のトラックに対しても興味が湧きいろいろと調べるようになりましたね。

他では中々関わる機会のない車両を実際に目にし、卒業研究の体験と相まって入社したいという意欲が高まりました。

 

――福井さんは自動車全般がお好きなのですね。そこまで好きになったのは何かきっかけがあったのでしょうか。

きっかけというと小学生の頃です。父親がロードバイクなど自転車競技をしていて、自転車のパーツを見ているうちに自然と子どもの頃から機械いじりが好きになりました。

自転車は2輪ですが車のように様々なパーツが組み合わさって作られています。子どもながらに、その構造や仕組みにとても興味が湧きました。その延長線上で、2輪の次に4輪の自動車に惹かれていったのではないかと思っています。

 

自分が設計したものが商品となってお客様の元へ届く喜び

――福井さんの今の仕事内容についてお聞かせください。

開発メンバーの一員として、主にEVトライクの設計を担当しています。EVトライクの生産にあわせて図面や指示書を作成しています。

基本の設計図は一つですが、お客様のニーズに合わせてカスタムパーツが必要になるのでオーダー通りの仕様で新しい図面を作成することもあります。

 

――作図の技術は入社してから身につけられたのでしょうか。

大学の頃からCADには触れていましたが、本格的に図面を書くようになったのは入社してからです。会社のソフトは高性能なので驚きました。

 

――入社してから仕事で大変だったことなどあればお聞かせください。

「これまで社会に出回っていなかった商品を作る」ということの難しさを日々感じています。先輩達も手探りなのでチームで相談しながら一歩ずつ進んでいるという感じがしますね。

社内で打ち合わせをするのですが、開発、製造、資材、営業など各メンバーが集まるので考え方はそれぞれ違います。様々な意見が出される中から、その時に最良だと思われる意見を選ぶのは大変なことです。

ですが先輩達は、こうした方向性の違う意見の中から最良だと思われる意見をしっかりと選んでいます。数ある意見の中から、開発に必要な意見を選べる先輩達は本当に凄いと思います。

 

――福井さんが仕事の中でやりがいを感じることはありますか。

EVトライクの二人乗りのオプションパーツは私が設計したのですが、そのパーツが実際の商品に取り付けられていると思うとやりがいを感じます。まだ一人で0から考えることはできず、上司と相談しながら考えたものではあるのですが、設計したパーツが搭載された実機を工場で見た時は感動しました。

EVトライクのお披露目は色んなメディアにも取り上げられたので、家族にも良い報告ができて嬉しかったですね。

参考:【両備テクノモビリティー】国産EVリバーストライク「EVトライク」発表 | 両備グループ ポータルサイト - Ryobi Group -

 

――それはやりがいになりますね。実際に両備テクノモビリティーで働いてみて、自社の良いところはどのような点だと感じていますか。

私が惹かれた点でもあるのですが、整備など取り扱う自動車の種類が幅広いことです。自動車以外にも重機やトレーラー、それにEVトライクのような電気自動車など様々な自動車に携わることができます。今後も車両の種類は増えると思うので将来性を感じますね。

 

日本一の小型EVメーカーを目指すために研鑽を積む

――今後チャレンジするならどんな仕事がしたいですか。

EVトライク以外のEV車両を設計してみたいです。「日本一の小型EVメーカーを目指す」というカンパニーの目標達成に貢献できるよう、EV関連の仕事にどんどんチャレンジしていきたいですね。

世界に目を向けると、ヨーロッパではガソリン自動車の販売を中止するという方向に進んでいます。こうした世界の流れに乗っていく必要があると思うのですが、海外に比べて国内メーカーが出遅れてしまっています。国内のEV事業を盛り上げるためにも、私も頑張って事業に貢献したいです。

 

――そのために今後はどのようなスキルを身につけたいと考えていますか。

国内にも電動化の流れが加速すると、自動車整備士の役割は変わるかもしれないと考えています。こうした変化に対応できるよう、EVに関連した知識や資格など必要となるスキルをもっと身につけたいですね。

ガソリン車の電気化やコネクティッドカーなど、自動車のあり方は日に日に変わっているので流れに取り残されないように勉強していきます。

 

「どのように働けるのか」をイメージできたからこそ自分に合う会社に入社できた

――最後にこの記事を読まれている求職者の方へメッセージがあればお願いします。

私は専門的な仕事に携わるため、大学で学び、国家資格を取得してこの会社に入社しました。ですが、両備グループでは持っている知識や経験に関係なく、チャレンジできる場所や役割があります。だから「本当に自分がやりたいことが何なのかを見つけたい」という方にとって良い環境だと思います。未経験の領域であってもチャレンジしてみたいという気持ちさえあれば飛び込める会社です。

ほとんどの方が未経験からスタートしています。製造・生産・営業など多方面で活躍できる場があるので、社会に貢献したいという気持ちを持っているのであれば、ぜひチャレンジしてほしいと思います。私も色んな考え方をもった人と一緒に仕事ができると嬉しいですね。

 

――自分が入りたいと思う企業に入社するには、どのような点がポイントになるでしょうか。福井さんの実体験から、就職活動をされている学生さんへ何かアドバイスをいただけたらと思います。

私自身が一番大切にしていたのは、自分がその企業に入社してから「どこでどんな風にどんな仕事をするのか」をしっかりイメージすることでした。両備テクノモビリティーで役に立てるイメージがしっかりと持てたからこそ、今こうして働けているのだと思っています。

あと私は工場見学にも行っていたので、その時に見たものや現場で感じたことをしっかりと振り返り、面接での受け答えに活かせるように準備もしました。

 

――確かにそれは大事なポイントですね!本日はインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。

 

両備テクノモビリティーカンパニーについて

・ホームページ:https://ryobi-techno.com/

・両備グループ:https://ryobi.gr.jp/

・採用情報:https://ryobi.gr.jp/saiyo/graduate/

 

 

 

 

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