「困ったら騒げ」──悩み事を一人で抱えることのない職場。Uターン6年目の営業職に聞いた昭和電機産業の日常

シルバー

written by ダシマス編集部

昭和電機産業株式会社

私たちが毎日当たり前のように使っている電気。その流通の現場に欠かせないのが、メーカーと電気工事店の間に立つ卸売商社の存在です。昭和電機産業株式会社(以下、昭和電機産業)は、大手電機メーカーをはじめとする多くのメーカーの代理店として、長野県を中心にインフラの基盤を支えています。

今回お話を伺ったのは、岐阜の大学から地元・長野へUターン就職し、佐久営業所で6年目を迎える大山潤(おおやま じゅん)さん。何か壁にぶつかっても「困ったらとにかく騒げ」と声をかけ合い、誰かが必ず手を差し伸べてくれる──そんな安心感のある職場で日々お客様と向き合う大山さんに、Uターン就職の経緯と、卸売営業の仕事のリアルについて伺いました。

佐久営業所 営業 大山 潤(おおやま じゅん)さん

佐久営業所 営業 大山 潤(おおやま じゅん)さん

長野県上田市出身。小学校から大学まで野球を続け、高校は長野県内の強豪校に進学。岐阜聖徳学園大学を経て、コロナ禍の就職活動を機に地元・長野へのUターンを決意し、2021年に新卒で昭和電機産業に入社。通常は営業アシスタントの業務を経て営業職に就くところ、営業所の事情から1年目の冬に営業を任される。現在は佐久営業所にて、電気工事店を主な顧客とするルート営業を担当している。

岐阜から地元・長野へUターン。父の背中を追って、営業の世界へ 

──まず、昭和電機産業がどのような会社なのか教えてください。

弊社は電設資材の卸売業商社で、大手電機メーカーなど多くの仕入れ先様の代理店として、電気工事店様を中心に営業を行っています。住宅から工場まで、さまざまな現場で使われる資材を扱う、地域のインフラを支える仕事です。

──県外の大学に進学された後、地元・長野へUターン就職されるまでの経緯を聞かせてください。

私は長野県上田市の出身で、高校までを長野で過ごし、大学は岐阜聖徳学園大学に進学しました。もともとは大学のある東海圏での就職を考えていたのですが、就職活動の時期がコロナ禍のピークと重なり、なかなか思うように進まなくて。 

一度、地元の長野で腰を据えてやり直そうと思ったのが、Uターンを決めたきっかけです。他県で生活してみたからこそ、長野の過ごしやすさを改めて感じていた部分も大きかったですね。

そんなときに、叔父が昭和電機産業を紹介してくれたんです。叔父と弊社の常務が学生時代の同級生だったご縁で、「こういう会社があるけどどうだ」と声をかけてもらって。最初は名前も知らない会社でしたが、調べていくうちに、ここでなら自分の力を試せそうだと感じるようになりました。

──数ある仕事の中で、営業に興味を持たれたのはなぜだったのでしょうか。 

父がずっと金融関係の営業の仕事をしていたんです。畑は違うのですが、人と接する仕事を続ける父の背中を見て、子どもの頃から「人と関わる仕事って素敵だな」と感じていました。だから自分も営業の道に進んでみたいと、自然に思うようになっていたんです。 

 

同じものを扱うからこそ、「誰から買うか」で選ばれる仕事 

──昭和電機産業の営業とは、日々どのような仕事をされているのでしょうか。

朝はメールや商材の納期確認から始まり、お客様の現場へ自分で納品に行ったり、配達担当に手配したり。並行して問い合わせに対応しつつ、取引先を訪問してお困りごとや次の現場の段取りを伺い、メーカーと納期や価格の交渉もする。本当にマルチタスクな仕事です。

私たちの営業スタイルは「ルート営業(すでにお取引のあるお客様を定期的に訪問する営業)」と呼ばれ、新規の飛び込みではなく、電気工事店様との関係を深めていくのが基本です。

入社前は「決まったお客様に同じものを届ける、淡々とした仕事なのかな」と思っていました。でも実際は毎日違うことばかりで、同じお客様でも「おしゃれな照明器具を使いたい」「もっと見え方を良くしたい」とご相談は多彩。それが何社も並行して動くので、同じ日はまずありません。

──そんな中、いつもどんなことを考えながら営業活動をされているのですか。 

商品をいかに「自分から買いたい」と思っていただくか、ですね。私たちが扱う商品は、基本的に同業他社様とまったく同じものです。だからこそ、お客様にとっては「誰から買うか」が選ぶ決め手になる。「大山さんから買いたい」と言っていただける営業でありたいというのを、ずっと意識しています。 

──「大山さんから買いたい」と言ってもらうために、意識して取り組んできたことも教えてください。

振り返ると、何か大きな提案で選ばれたというよりは、日々の小さなやりとりの積み重ねだったと思います。

「もっといいやり方ないかな」「もう少しコストを抑えたい」とご相談をいただくたびに、「新しく出たこの商品、施工性が上がっているらしいですよ」「同じ性能でもう少し安いものがありますよ」とお伝えしたり、カタログをお持ちしたり。本当に地道なことの繰り返しです。

そうして足しげく通ううちに、社長さんや社員の皆さんと、仕事以外の話までさせていただける関係になりました。一人の営業として信頼していただけていると感じる瞬間は、本当に嬉しいですね。

──そうした積み重ねの先に、この仕事ならではのやりがいを感じる。 

そうですね。私たちのような商社は、メーカーと電気工事店様の間に立つ立場でもあると思っているんです。メーカーは日々、現場の役に立つ新しい商品を開発されていますが、その良さを誰かが伝えなければ、せっかくの製品も気づかれないまま終わってしまう。

だからこそ、その良さを直接現場にお届けして、実際に導入されたお客様から「教えてもらってありがとう」と言っていただける瞬間は、この仕事をしていてよかったなと感じます。

 

「困ったらとにかく騒げ」。一人のつまずきを、みんなで支える職場 

──仕事を続ける中では、厳しさや苦労を感じる場面もあったかと思います。これまでで特に大変だったのは、どんなことでしたか。 

取り扱う商品があまりに多くて、覚えるのが本当に大変でした。ただ、お客様にとっては日常的に使うものなので、「知っていて当然」の感覚でご注文をくださいます。

まだまだ知識不足だった頃は、私がお客様の意図を正しく汲み取りきれず、いざ納品してみたら求められていたものと違っていた、ということもありました。そうなると当然、納期のご要望にもお応えできず、お客様にお叱りを受けることになります。

──その時は、その後どう対応されたのでしょうか。 

また同じことを繰り返してご迷惑をかけたくなかったので、正しく理解できるまでお客様から学ばせていただきました。

ご迷惑をおかけしたお客様に対しては図々しいかもしれませんが、謝っただけで終わりにせず「すみません、きちんと覚えられるように頑張ります。よければ教えてください」と踏み込んでいくと、最初は厳しかったお客様も、だんだん「お前やる気あるな」「もう間違えるなよ」と声をかけてくださるようになりました。

内に塞ぎ込まずに、自分からお客様に踏み込んでいったからこそ生まれた関係だと思っています。一歩踏み出す勇気を持つことは、これからも大事にしていきたいですね。

──周りの方の存在に、助けられた場面もありますか。 

それはもう、本当にあります。

今の上司である課長がよく言ってくださるのが、「困ったらとにかく騒げ」という言葉なんです。そうすると社内の誰かが必ず気づいて、「どうした?」とフォローしてくれたり、一緒に考えてくれたりする。だから私も、困ったときはとにかく声を上げるようにしています。

ある日の夕方に取引先へ納品した商材が、まったく違うものだったことがありました。それを夜の8時ごろにお客様からの電話で知ったのですが、私が自分で対応するとなるとお届けまで1時間ほどかかってしまう状況だったんです。

そこで、たまたま営業所に残っていた先輩に、状況も踏まえて「もしよかったら、納品しに行ってくれませんか」と相談したら、「もう行ってやるよ」と快く引き受けてくださって。嫌な顔ひとつせず、本当に「しょうがねえな」というくらいの感じで向かってくださったおかげで、お客様に対しても迅速に対応することができました。

普段からかしこまった関係だったら、とても頼めなかったと思います。

自分自身が助かったのはもちろん、お客様へのご迷惑を最小限に抑えられたことも、本当にありがたかったですね。困ったときに声を上げれば、必ず誰かが受け止めてくれる。そういう職場なんだなと、心から実感した出来事でした。

 

会社の規模や知名度よりも、誰と働くか・どんな環境にいるか

──6年目を迎えて、いま大山さんが「この会社で働いてよかった」と思うのは、どんなときですか。 

一番は、人に恵まれていることですね。先輩はとても親身ですし、お客様にも優しい方が多くて、のびのびと仕事ができています。営業は、周りに助けてもらいながら少しずつ成長していく仕事ですから、こうした方々と一緒に働けていることが、本当にありがたいなと感じます。

それに、自分が納めた商材を街なかで見かけることがあるんです。照明ひとつをとっても、電気がなければつきませんよね。暮らしに欠かせないその資材を現場に届けているので、「あ、これは自分が入れたものだな」と気づいたときには、地域の暮らしを支えているんだなと実感します。

──最後に、これから就職活動に臨む学生の方、特に長野へのUターンを考えている方に、伝えたいことはありますか。

私自身、就職活動のときは「この会社でいいのかな」と悩むことも多く、当時はコロナ禍だったこともあって現地も見ずに入社したので、将来像がはっきり見えていたわけではありませんでした。それでも最終的には、「自分が無理せず長く働けそうか」という感覚を大事に就職先を選んだんです。

入ってみて思うのは、会社の規模や知名度よりも、自分がその環境で頑張っていけそうかどうかが大事だということ。これから就職先を探す学生の皆さんにも、自分に合った場所を見つけて、納得のいく就職活動をしてほしいなと思います。

 

(取材・執筆:大久保 崇

 

昭和電機産業株式会社の詳細・採用情報はこちらから

◆HP:https://showadenkikk.jp/

◆求人情報:https://showadenkikk.jp/pages/264/

 

この記事をシェアしよう!

  • hatena
昭和電機産業株式会社