「お母さん、カッコイイね!!」工事現場を事務から支える“建設ディレクター”

ブルー

written by 斉藤彩

福知山で有名な(株)高見組さま&働くエンタメを掲げるインビジョン(株)のコラボ企画!今回、建設ディレクター&事務をされている道下さんと山口さんを取材させていただきました!「建設業界での事務ってどんな感じなんだろう?建設ディレクターって何?」という方、必見です!

 

取材協力:(株)高見組様のホームページ

高見組☆道下純子さん

高見組☆道下純子さん

入社14年目、営業事務を兼任している建設ディレクター。 家族の笑顔が元気の源!!元SEのお母さん。 大切にしていること、公私ともに『感謝の気持ちを忘れない!』『コミュニケーションをしっかりとる!』この積み重ねが良い人間関係を築き上げるポイントだからです (^_-)-☆

高見組☆山口苑子さん

高見組☆山口苑子さん

入社3年目、積算業務を兼任している建設ディレクター。 理系で「カッコイイ」に惹かれる、新しいもの好きのお母さん。 宇宙飛行士を夢見るお子さんと一緒に宇宙旅行に行くのが楽しみなんだそう☆彡

インビジョン:一緒俐(いおり)

インビジョン:一緒俐(いおり)

高見組さんの採用広報記事と求人票を手掛けた、アラサーのライター。 建設業界の現場の雰囲気や知識を学べたのは高見組さんのおかげです!と語る。 夢は世界で活躍する先輩(カメラマン)にフォトウェディングで撮影してもらうこと(笑)

入社のきっかけは「紹介」その後、建設ディレクターを兼任

一緒俐)早速ですが、高見組にご入社された理由を教えてください。

 

道下さん)子どもが保育園に入園したのを機に、職安(ハローワーク)の方に紹介していただきました。SE(システムエンジニア)の仕事を探していましたが、「面白そうな事務職があるよ!」と進めていただき「事務職もいいかなぁー」と応募したのがきっかけです。

 

 

山口さん)私も紹介がきっかけです(笑)前職は「家の近くにあったから、理系で数字が得意だから」と建設業界で会計、経理をしていました。積算は未経験で、工事や現場のことも正直あまりよく分かりませんでしたが、割と新しいことを勉強するのが好きで、スキルアップしよう!と思い、高見組へ来ました。

 

一緒俐)道下さんはSE、山口さんは会計をされてたんですね!それから建設ディレクターになったのはいつ頃ですか?

 

道下さん)去年です!建設ディレクターという言葉が出てきたのは、高見組の歴史の中ではつい最近の方です(笑)

 

山口さん)建設業では⼊札から⼯事完⼯までに作成する書類がたくさんあって。それを現場監督(工事の施工管理をする人)がやる会社もあるんですが、私たちはその事務⾯をサポートしています。

道下さん)⼯程表の作成や現場写真の管理、報告書作成など現場監督の⽅が⾏いますが、このほかにもたくさん作成する書類があり、私たちも覚えることがいっぱいあります(笑)現場監督の⽅も現場終わりに事務作業がたくさん残っていたら⼤変ですから、作業効率を上げる⼯夫をしながらお⼿伝いしています。

一緒俐)事務方から施工管理技士をサポートする重要な役割があるんですね!

 

ちなみに建設ディレクターはどうやってなるんですか?

道下さん)一般社団法人建設ディレクター協会さんの育成講座を受けて、修了試験に合格すると正式に建設ディレクターになれます。

高見組では総務と現場の人と私たちで5人くらいで現場支援をしています。「事務から現場をもっと盛り上げていこう!」と頑張っています(`・ω・´)b

 

一緒俐)資格がなくても良いんですね!実際に働きながら講習を受けて、合格後は建設ディレクターとしての経験を積みながら、現場をサポートし、初級から中級へステップアップしていくんですね!

 

「現場監督並みの達成感」建設ディレクターのやりがい

一緒俐)では、仕事のやりがいについて教えてください!

 

道下さん)「人と地域に貢献できる」のは建設業界の良いところですよね。高見組は公共工事のほか民間工事もするので、書類作成の知識や経験が豊富でマルチタスクでなければなりません。現場の状況に応じて物事の優先順位をすぐ立て直せる臨機応変さも必要です。現場の方もいろんな方がいますので、各現場代理人に合わせたコミュニケーションも心がけています。

難しそうな仕事に聞こえるかもしれませんが、大切な工事が無事に完工すると、地域の方やお客様も大変喜んでいただけます。そのとき、地域貢献や社会貢献ができた!と嬉しく思います。楽しい仕事です!!

山口さん)この業界で働く前は「多くの⼟⽊作業員の⽅が毎⽇暑いときも寒いときも、泥だらけで長時間作業して道路や上下水道、河川や橋のメンテナンスをしている」と3Kなイメージがありました。

でも実際働いてみると「街の至る所を整備して綺麗にしてくれている、安全にしてくれる、その工事を取り仕切ってくれててカッコいい!」と、建設業に誇りを感じるようになりました。自社が工事した所を通りかかると「ウチが施工した所やん、流石や!めっちゃええなぁ!」と現場の方と同じくらい感動します☆彡

 

一緒俐)おお~!じ~んと来ますね。建設ディレクターも現場に負けないくらい、1つ1つの工事に想いを込めていて、工事が終わると「やった!」とガッツポーズしている舞台裏があったなんて…私も感動しました( ノД`)ホロリ…ちなみに「建設ディレクターあるある」って何かありますか?

 

山口さん)高見組と同じ規模の他会社のことは必ずチェックします。でも一番チェックしてるのは他社のイケてる所や工夫してそうな所です!工事現場の看板作成もするので自然と工事現場に目が行きます(笑)看板の設置方法、デザイン、張り出すタイミングとか…もうアレコレ良いところを発見してます(笑)

 

一緒俐)工事現場を見て、他社のワザを参考にする…もはや職業病じゃないですか(笑)

 

道下さん)私も同じく職業病です(笑)近くで工事してたら歩いて行きますし(笑)こうやって準備して歩行者の方を安全に誘導してるんや!と、ついつい見てしまいます。見て学べることが本当に多いですね!

 

高見組は家庭と仕事を両立して働けます!ワークライフバランスGood!!

一緒俐)高見組で実際に勤務されてみて、ワークライフバランス的に職場内で配慮されていると感じることはありますか?

山口さん)子どもの急な体調不良があれば帰らないといけないときもありました。高見組には女性は私と道下さん2人しかいないのですが、皆さん「良いよ!帰り帰り〜!」って言ってくれましたし、勤務時間を8時出社から9時出社に変更させてくださったので良い会社だなぁと感じます。

 

一緒俐)しっかりご対応されてるのは流石、創業100年以上続く高見組さんですね~イイですね!

…ん?!高見組さんには女性が2人しかいらっしゃらないんですか?!

 

道下さん)はい、2人だけです(笑)入社前は「建設業の人たちって怖い人が多そう…」とイメージが先行して本当は怖かったです。皆さん元気で声が大きくて「こ、この人…お、怒ってるのかなぁ…?」と勘違いしたときもあります(笑)

ですが、お話してみると皆さん面白くて楽しい人たちで、お父さん目線で子育ての悩みを聞いてくださいました。子育てへの理解がある優しい方ばかりなのと、福利厚生もしっかりしてるので、ライフイベントのサポートもしてくださいますよ!

 

ちなみに去年は社員旅行で台湾に行ってきたんですよ!もうグルメ満喫会でしたね(笑)

山口さん)辛くて美味しいものもたくさんあって、とにかく食べました!楽しかったですよね(笑)あと、私たちが入社してから会社に女性用トイレができました(笑)

 

一緒俐)WOW!社内での思いやりはもちろん、根本的な体制から高見組が変わってきたんですね!!高見組さんの改革スピードや福利厚生面は凄い…!

 

建設ディレクターとしての「これからの目標」

一緒俐)お母さんのお二人に、これも聞いてみたかったんです!

仕事やプライベート問わず、これからのキャリアプラン、目標、楽しみにしていることを教えてください!!

 

道下さん)仕事では、建設ディレクターとして現場との連携をさらに深めていきたいです。CADもやりたいですね!事務方として現場のためにも、マルチタスクを極めて、多角的なサポートができるようになりたいですね!!

 

一緒俐)この勢いで道下さんも施工管理できるようになりそうですね(笑)

 

道下さん)ありがとうございます(笑)プライベートの方は「子どもたちが大学などに進学した後は夫婦でまったり釣りでもしたいね♪」と主人とゆっくり過ごせる日々も楽しみにしています。高見組にはアウトドア部があって、2年後に入部するって予約しておきました(笑)キャンプにも行こうってテントも購入予定です!

 

一緒俐)楽しみがいっぱいですね(笑)お子様の受験合格も御祈願しましょう!!

福知山はロケーションが良いのでアウトドアを楽しむのはとても良いですね!!

 

山口さん)私も子どもが大きくなったら道下さんみたいに楽しむと思います(笑)

私は「カッコイイ大人」を引き続き目指していきたいです☆彡

 

一緒俐)カッコイイ大人!!インビジョンと同じ言葉でシンパシーを感じますね!何かごきっかけがあったんですか?

 

山口さん)小さい頃から「カッコイイ」っていう言葉も好きで、かっこよく生きたいっていう想いが強かったんです。高校で物理をやってたのはカッコよかったから!天文学も好きなんですが、きっかけはカッコイイ!と思ったからなんです(笑)

 

一緒俐)山口さんの興味とモチベーションは「カッコイイ」が原点なんですね!!

 

山口さん)そうなんです(笑)何でも分かる、教えてくれる、答えてくれる人はカッコイイじゃないですか?それで勉強しまくって理系に進んだり、サークルもカッコええやん!!と思った空手道部に入りました!

工事現場に行く機会もあるんですけど「工事現場にいる下請けさんを引っ張って、現場の専門家として仕事をしている現場監督さんはカッコイイ!!全力でそのサポートをしていきたい!!」って思っています。

一緒俐)現場監督さんホンマにカッコイイですね!!

メッチャその気持ちわかります。私カッコイイ!は元気ができますし、自身も鼓舞できますし良いですよね☆彡

 

山口さん)私もどんどん専門知識をつけていって、現場監督さんのように社内からも子どもからもカッコイイ!!と言われたら嬉しいです!!頑張ります!!

 

高見組や建設業界を志望する皆様へのメッセージ

一緒俐)では、最後に!

これから建設業界、高見組さんを志望する方へ、先輩からのメッセージをお伝えください!

山口さん)就活や転職活動をしてると「大手ゼネコンが安心かなぁ…」と思われがちなんですが、私は「中小企業も活気があって、自分たちが社内体制や組織をもっと良くしたい!という希望や意見が通りやすくて良いよ!」とお伝えしたいです。高見組みたいに100年以上続く企業もありますし、建設業界も昔に比べたら、どんどん良くなってきてるので、会社の規模に捉われずに進路やキャリア選択をして欲しいと思います!

パソコンやITに強かったら、建設ディレクターになれるポテンシャルは十分あると思います。

高見組でも今後、建設ディレクターを追加募集できるよう、私たちも社内体制を整えていきますし、現場サポートを一緒に盛り上げる仲間が増えて欲しいと心から願っています!業界未経験の方も臆することなく、挑戦してほしいですね!!応援しています!

 

道下さん)⾼⾒組に⼊社して3年⽬の⼭⼝さん、しっかり者なので本当に頼りになります!いつもありがとうございます!!

 

建設業における女性の割合は15%ほど(ほぼ事務職)、技術者は高齢化が進み、業界全体で人手不足に陥っています。だからこそ、建設ディレクターには大事な役割があり、やりがいの大きな仕事だと感じます。現場の方が「建設ディレクターのみなさんのおかげで工期の短縮化やICTが進んでワークライフバランスも良くなり、働き甲斐をさらに感じられるようになりました!」って褒めてくださったら、とても嬉しいですよ!!

建設ディレクターは女性もできます!建設業界のハイテク化に向けて一緒に頑張っていきましょう!!

 

一緒俐)お二人とも心に火が灯るようなアツいコメントをいただきましてありがとうございます!「目の前の人のために頑張ろう、何かしよう!」と人や仕事に積極的なお二人だと感じました。

 

建設ディレクターは現場の状況を正しく理解して臨機応変に対処していく、かけがえのないサポーターです。特にコミュニケーション力が磨かれるお仕事でしょう!結婚後や子育てと両立しながら続けられる素敵な職業“建設ディレクター”がもっともっと認知されて欲しいと、私も願っています!

建設ディレクター女子も増えていってほしい!!

 

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お忙しい中、たくさんお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました!

高見組さんについて、もっと知りたい方は求人もご覧ください!!
建設ディレクターについてはこちらです:https://kensetsudirector.com/

 

By,インビジョン ライター 一緒俐(いおり)

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