叱られてつらいこともあったけれど、今はずっとこの会社で働きたい──入社3年目の社員が語るオリテック21の魅力
written by ダシマス編集部

株式会社オリテック21

点検調査から補修補強工事までを一貫して手掛けるオリテック21。櫻岡社長の「面白いことを突き詰める思想」が土台となり、建設業界のニッチな領域を手掛け成長中の会社です(櫻岡社長のインタビュー記事はこちら)。
そんな同社で補修補強工事に携わる社員のひとりが、今回インタビューした八重樫龍磨(やえがし りゅうま)さんです。4月で入社3年目に入ったという八重樫さんに、同社で得られるやりがいや、入社後の自身の成長などを伺いました。

工事部 八重樫 龍磨 (やえがし りゅうま)さん
2022年に入社。橋梁補修・補強工事部所属。普通科高校に進み、土木・建築と無縁の生活を送っていたが、高校3年生時のオリテック21の職場体験をきっかけに橋に興味を持つ。橋の補修作業の中でも面白さを感じているのが、コンクリートを細かく削る「斫り」。時々、東京観光をしてリフレッシュ。
達成感を積み重ねて、少しずつ仕事を好きになっていった
――まず、八重樫さんの現在の仕事内容を教えてください。
今、主に任されている業務は、コンクリートを削る・切る・壊す・穴を開けるといった作業を指す「斫り(はつり)」と、コンクリートの修繕です。橋に使われているコンクリートに対してこれらの作業を行っています。
基本的には、朝6時頃に現場事務所に集合してから現場に向かい、16時までには仕事を終えて帰宅という日々を送っています。
――オリテック21への入社を決めた経緯もお聞きしたいです。
高校3年生の時の職場体験で、オリテック21にきたことがきっかけです。その影響で、オリテック21の取り組む橋の点検や工事に興味を持っていました。また、仕事内容だけでなく、会社の雰囲気にも惹かれていたんです。そして、高校に提示されていた求人でオリテック21が社員を募集していることを知り、応募して現在に至ります。
――職場体験を経ての入社だったんですね、実際に働いてみて、どのように感じられましたか。
職場体験で感じた通り「いい人の多い会社だな」と感じました。入って3年目になる今でも、その印象は変わっていません。先輩たちや仲間と一緒に作業をするのが楽しいと思いながら、日々仕事に励んでいます。
話しやすくて優しい人が多いんですよね。僕は社交的とは言えず、自分から人に積極的に話しかけることの少ないタイプなので、気さくに話しかけてくれる先輩たちに当時も今も助けられています。
最初の頃は早起きが辛かったですね。現場に行くのは朝6時頃なので、まだ暗いうちに家を出るのが当たり前です。それが少しきつかったけれど、続けていくうちに慣れてきたので今はもう平気になりました。
それに仕事もやりがいがあって楽しいです。コンクリートを修繕すると一口にいっても、その中には配管工事やモルタルを練って直す工程などいろいろな作業があります。これらの多くの作業に挑戦して、少しずつ自分のできる仕事の範囲が増えていくことに、やりがいを感じますね。
実を言うと、最初からこう思っていたわけではないんです。仕事を続けていくうちに作業が終わった時の達成感に心地よさを覚え、「なんかいいな」と感じるようになり、少しずつ好きになっていきました。
先輩や社長の率直な指摘のおかげで大きく成長できた
――仕事の中で、特に達成感を感じる場面はありますか。
橋と道路の継ぎ目の部分を伸縮装置と呼ぶのですが、この伸縮装置の取り付けや撤去は達成感が大きいです。特に取り付けですね。
伸縮装置を取り付ける際には、寸法を非常に精密に測る必要がありますし、かつ取り付ける位置も重要です。他の仕事と比べても、とても繊細さの求められる仕事で難しいんですよね。でもだからこそ、それができた時はうれしいですし、仕事のやりがいにつながっています。
――そうした難しい技術を習得するために、八重樫さんが努力したことがあれば教えてください。
先輩たちの作業する姿を見て学んだり真似したりするのはもちろん、積極的に先輩に質問するように意識しています。経験がなくても、先輩方が丁寧に教えてくれるので安心して学べるところは、オリテック21のいいところですね。
先輩の助けを得ながら業務を学ぶことを2年繰り返して、3年目の今ようやく、少しずつではありますが一人で担当できる仕事が増えてきました。まだ「僕に任せてください」と自信を持って言えるほどではありませんが、先輩に僕の作業を褒めていただくことも出てきて、とてもうれしいです。
僕はもともと自分に自信がないタイプですが、できる仕事が増えたことで、自分に自信を持てるようにもなってきたように思います。これからも努力して、自分にできることを増やしていきたいです。
――親身になってくれる先輩がいるのは心強いですよね。何か先輩に教えてもらったことで印象に残っていることはありますか。
挨拶について指導されたことが印象に残っています。今思うと本当に未熟だったなと思うのですが、入社したばかりの頃、挨拶を忘れてしまって先輩に注意されたことがあって。でもこの指摘のおかげで、「挨拶はコミュニケーションを円滑にするし、それが仕事をスムーズに進めることにもつながるんだ」と気づくことができました。この出来事以降は、挨拶を欠かすことがないよう意識していますし、仕事で大切にしていることのひとつです。
もちろん工事の面でも、教えてもらったことはたくさんあります。
特に、「斫り」というコンクリートを壊したり穴を開けたりする作業を教えてもらったのは、とても勉強になりました。コンクリートを壊すというと簡単そうに聞こえるかもしれませんが、とにかく壊せばいいだけではなくて、細かく削ったり切ったり、繊細な作業が求められることも多いんです。そのため最初はなかなかうまくできなかったのですが、先輩方の手厚い指導のおかげでできるようになりました。
「斫り」は、今僕が携わっている仕事の中心といえる作業のひとつなので、きちんとできるようになってよかったです。あと先輩たちだけでなく、社長も多くのことを教えてくれて、そのおかげで今の自分があります。
――代表の櫻岡さんとのエピソードもお聞きしたいです。
入社した当初、社長に注意されて落ち込んでしまったことがありました。
「コンベックス」という長さを測る大事な工具を、家に忘れてきてしまったことが原因です。「現場に持ってこないでどうやって測るんだ」と叱られてしまって。さっきの挨拶もそうですが、「挨拶する」「忘れ物をしない」といった当たり前のこともできていなかったんですよね。
でもそんな僕を社長や先輩たちが投げ出さずに指導してくれたおかげで、今は当たり前のことを当たり前にできるようになりました。最初からできる人にとっては平凡なことかもしれませんが、“当たり前”になれたことが、僕にとっては大きな成長のひとつなんです。
あとは、人前で話すのが苦手な自分がこのインタビューに応じられているのも、オリテック21で働く中で成長した証だと感じています。
社内でのコミュニケーションにもっと積極的になりたい
――お話から、充実感を持って働かれていることが伝わってきます。オリテック21の良さは、何だと思われますか。
優しい先輩たちがいて親身に教えてくれるので、安心して学びながら仕事に取り組めることですね。また、仕事とプライベートのバランスを取りやすいのも「とてもいいな」と思います。有給も取得しやすくきちんと休みが取れるのはもちろんのこと、作業中の休憩などの時間管理も徹底しているので、仕事の日もきちんと休息を取ることができています。
――最後に、今後の目標を教えてください。
一人でもできることを少しずつ増やしていくのが当面の目標です。今もお給料には満足しているんですが、お金持ちになるのが夢なので(笑)、これからもっとできることを増やして、ステップアップしていきたいですね。
また、もっと社内の人とコミュニケーションを取っていきたいなとも感じています。気さくで会話が好きな人とはよく話しているのですが、自分と似たタイプの人見知りだったり寡黙だったりする人たちとは、たくさんコミュニケーションを取れているとは言えない状態です。これからは自分も殻を破って、まだあまり話したことのない人にも自分から話しかけにいって、より社内でのコミュニケーションも広げていきたいです。
もしこれを読んでくれているあなたが入社したら、その時はあなたとも色々お話しできればうれしいです。経験者はもちろん未経験者も大歓迎なので、ご応募をお待ちしています。
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